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自力で元気になるブログ

ハマでは新機軸のジュリアン

音楽の趣味、大抵彼氏の影響説

メインテーマ:音楽シーンのタコツボ化に関する乾燥した感想

サブテーマ:某マッチングアプリの音楽好きな女性100人が選んだ「好きなアーティスト」

 

事の発端は先日フォロワーさんとご飯した時に交わした会話なんですけど、「フェス行きました〜」とか「フェス余韻」とか言ってる奴の呟きから

・フェスをどのように見て回ったか

・それぞれのステージを誰と見たか。1人か、彼氏か、友達か、はたまたフォロワーか

・見るアクトの判定理由は何か=その人がこれまでどんな音楽を聴いてきたか

 

というのをプロファイリングする、という地獄のようなゲームをしてたんですね。

 

昔久保みねヒャダでカラオケの履歴プロファイリングってやってましたけど、そのノリです。

 

例えばですね、昨年のCDJをこんな感じで回った女の子がいたとします。どう考えますか?

 

 

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 みなさま考えはまとまったでしょうか。

 

 

 

 

 

模範解答としては、ここに上がってるアクトの多くはここ数年の主な京都大作戦の出演者です。もしそこから音楽遍歴が起因するなら、the Birthdayユニコーンくるりあたりまで守備範囲でもおかしくないわけです。もちろん、京都大作戦関係なくメロコア系好きなら、ドロスや湘南乃風も外しちゃうかな?とは。

 

あるいは、同じ日にこんな感じだった女の子をいたはずで

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わかりやすいですね。アニソン系やアニメタイアップから知りうるのはこの辺りで、そこを中心に組んで見ました。枠次第では、NICOとかKANA-BOONも見るんじゃないですかね。

 

別日でこんなのも作りました

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模範解答としては…何だろう。若い女の子縛り?でしょうか。欅坂以降は特にTIFでもお馴染みのメンツだし、もし濃いアイドルオタクならKEYTALKやMrs.Green ApplePOLYSICSのような楽曲提供した人も見るかもわかりません。

 

プロファイリングのおおよそのコツとしては大体こんな感じです。京都大作戦やULTRA JAPANのような単ジャンルのフェスなんか明確に行く人はその道のファンって事だし、ビバラロックなんかさらに一歩進んで各日ごとに傾向が違ったりします。

 

とはいえ、こう思われる方もいらっしゃるでしょう。

「せっかくいろんな人が集まったフェスなんだから、普段聞かないジャンルとかも見ればいいのに、かわいそう」

「フェスで新しい発見とかしないの?」と。

 

でも、詳しくは後述しますがそんな音楽的好奇心に満ちた人はまー少なかった。

例えば、こういう世代もジャンルも飛び越えてギチギチにタイムライン詰めて、端から端までの移動も辞さないって音楽的ファンもいるにはいるんだろうけど超マイノリティだと思うんですよね。こんな音楽好き滅多にいないだろうと。

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そしてふと思ったんです。よくいう、シーンのタコツボ化がどうとかって話、実は我々リスナーの思い込みとか固定概念が全て生み出しているのではないか?と。今日は、そんな話。

 

 今回は新たな試みとして、X+Y=Zみたいな構造で、一個ずつロジックを重ねてみようと。まずXから

 

 

 

X:シーンのタコツボ化とは

ワード自体の定義は、時期によって微妙にぶれそうというか。音楽シーン的にはCD不況の顕在化した10年代の始まり前後からの分析で、そこからフェスシーンやリスナー層まで広く言い表せるようになったと。

現代だと、レジーさんのこの表現がしっくりくるんじゃないですかね。

この数年で起こったことを端的にまとめると、それは「シーンのタコツボ化の加速」でした。SNSの浸透は「誰もが自分の見たい世界だけしか見ない」という状況を生み、音楽の場においても「見える世界の中で聴きたいものだけ聴いていればいい(それで十分こと足りる)」という空気がリスナーの間で強まりました(そういう空気があらたに生まれたのか、元々あったのが顕在化しただけなのかは難しいところですが)。

宇多田ヒカルとSMAP。ふたつの国民的存在から考える音楽シーンの“ハブ”論 - ライブドアニュース

レジーさんはロックインジャパンの分析なども前から書かれていて、普通に読者なので予備知識として入っているんですけども。

http://regista13.blog.fc2.com/blog-category-6.html

 

そこからさらに前の時代まで議論をさかのぼると、やはりシーンの縮小への手だてを探る中での話という印象です

 

blog.livedoor.jp

 

comein-comeout.com

www.realtokyo.co.jp

 野外フェスが盛り上がって、もうフェスじゃないと人が入らないよと言われていたら、フェスでも入らなくなってきた中でどんどんメジャー化していて、ついにはミスチルとかになっちゃう。そうするとミスチルのファンだけで満員になってしまって、ほかのものが観たい人が来れなくなってしまう。メジャーなものすら蛸壺化しているんです。そういう状況を客観視したうえで、小さなカウンターとしてこういうことをやっているという意識もあります。

REALTOKYO | Column | 東京の仕掛人たち | 第6回:佐々木敦さん(批評家、音楽レーベルHEADZ主宰)

 

議論としては「タコツボ化」が進むことにより、コアな層のみ目を向く=コアじゃない層が離れてしまいかねない、という懸念の下話をしているんでしょうけど、ひとまずレジーさんの「誰もが自分の見たい世界だけしか見ない」ってところで止めときましょう。

Y:某マッチングアプリの音楽好きな女性100人が選んだ「好きなアーティスト」

 

僕は、一応音楽好きの端くれとして今までブログ書いたりしてたんですけど、一旦脳を空っぽにして、じゃあみんな何聴いてるの?というのを見ていこうと。

 たとえばオリコンチャートとかTSUTAYAチャート

www.oricon.co.jp

top.tsite.jp

 これと、ネットの音楽オタクが選んだ2016年のアルバムの邦楽トップ150と比較すると、宇多田、RAD、Perfume、ゲス、ベビメタくらいなんですよね。まあこの150にはベスト盤が入りずらいってのと、レンタルだと昨年発売back number(135位)星野源(2位)ってのがあるんですけど。

また、オリコンだと別で第13回 音楽ファン2万人が選ぶ 好きなアーティストランキング 2016 ってのもありまして、こっちで見てみるとスピッツやキンキが入る感じです。そもそもアルバムリリースの有無もありますけど、所謂音楽オタクの好き好む界隈とのずれは大体可視化できるかなあと。

 

 こっからさらに生のデータを持ってきたいなって思ったんですけど、最初フォロワーさんに聞こうと思ったんですけどさすがに趣味が偏るなと。

で、ちょっと考えて、あるアプリをいくつかダウンロードしました。マッチングアプリとか、出会い系の類ですね。 全部にはないですけど、「音楽好き」とかコミュニティがあって、それに参加しててかつ何が好きか書いてるのを見てみようと。ユーザーの偏りはかなりあると思いますが、ざっくり同世代(20〜29才)の人のプロフィールを100人分がーっと見てみました。

 

大体、好きなアーティストにあげてたのはこんな感じ

 ・広くJ-POP(AAA、清水翔太秦基博いきものがかりYUKIなど)35人

 ・(独立して)恋愛系女性シンガー(西野カナ、MACO、大原櫻子)17人

 ・LDH系 6人

・ジャニーズ全般(いうて嵐多かった)9人

・洋楽(テイラースウィフト的な)4人

・邦ロック(あらかたBUMP、RAD、ワンオク、back numberのどれか)30人

・(独立して)京都大作戦系(10-FEET、SiM、WANIMAなど)8人

V系3人 

・EDM 2人

HIPHOP(AK-69、ヒルクライム)2人

・女性アイドル 2人

 

ぶっちゃけ途中で飽きたので集計としては雑ですし、もっと掘ればより正確なデータになったんでしょうが(V系なんかもっと出そうな勢い)、ポイント無くなって女性のプロフィールを見ることが出来なくなって、調査終了です。

体感、京都大作戦V系は完全にタコツボですね、邦ロックもジャンルとして好きな人とback numberあたり単体で好きな人を一緒くたにしてしまったのでこんな感じでしたけど、たとえば「西野カナとMACOとバクナンが好き」って人もいれば、ミセスやKEYTALKって人、米津さんやamazarashiって濃い人もいて、濃淡には差があります。

あとジャンルの横断の仕方ですけど、「テイラー西野カナと3代目とバクナン」みたいなケースがそこそこあって、結果100より数値多くなってるのは複数回答を全部それぞれに加点したからです。

 あと関係者各位へ、女性アイドルオタクはやはり需要が極めて少ないです。みーおんみたいな人は全然居ませんでした。

 

 

で、そんなこんなで某サイトで僕が観測した中でトップレベルに偏見なく音楽を聴いているリスナーはこんな感じの人です。

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冷静に考えて、嵐は曲ごとに違う色持ってるけど根底にはブラックミュージックがあり、Perfumeはエレクトロ、Kiroroはアコースティックな音色のシンガー、って書くといかに幅広いかわかるはず。でもこれに賛同してくれる「音楽好き」は、多分1人もいないと思うんですよね 笑

 

あるいは

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このお二人なんか、ヘビメタやハードロックから、邦楽ロックのど真ん中やら現代のアニソン、歌うまい系の歌手やらフォーク系など相当ハマって色んなところ積極的に聞かれてる方だと思うんですよ。

 

 

 

 

結局物の言い方じゃないか!!!ってお思いの方、僕もそう思います。ここに上がってる方は、Aimerさんはまだ知名度低めでも、他はかなりのビックネームばかりだと思うんですが、これで「偏見なく音楽聴く音楽好き、オタク」は名乗んないと思うし、名乗ってなかったです。

 要は、音楽オタクにとっての偏見なく聞くみたいなのは結局「色んなジャンルを聴く」ではなく「メディア露出に左右されず聴く」ってだけなんじゃないの?と。

あと、音楽好き・音楽オタクだからって「メジャーに良く出ている<マイナーだけど知る人ぞ知る作品」という考え方もよくなくて、オタクだからこそメジャーな作品の論じられていない部分を深く考えるってのも方向性なんですよね。

 

 

そして本題。「色んなジャンルを聴く」ことのそもそのメリットとは何だろうと。実は何にもないんじゃないかと。

 

聴いて楽しい気持ちになればいいなら、わざわざテンポや曲調違うのなんか聴く必要なくて、もっと言えば「歌詞を歌ってる」ところにだけ主眼を置けば嵐もAKBも星野源RADWIMPSもSuchmosも全部おんなじじゃん。

モッシュするか否か、オタ芸みたいな特有の見方を覚える必要があるか否か、その違いを乗り越えてまで音楽って楽しいものなのか?というのはあります。

 

重要なのは、聴く人のアンテナに引っかかるか、否か。それだけ。

 

だから、真剣に問題視してる人には申し訳ないんですけど、上記の定義でいう「シーンのタコツボ化」ってそうならざるを得ないものだったし、この期に及んでそのことで騒いでるは「クラスタ以外の人に響かせられない、その努力もしないくせに、詳しくない人をマウンティングしたいだけ」と評価せざるを得ないよね、なんて思います。

もう星野源は役者兼歌う人でしかないんですよ。SAKEROCK時代のことを理解させようったって無駄なんですよ。今の星野源で100%楽しんでる人が大勢なのだよ。

 

SAKEROCK僕は大好きだけど、知らない星野源ファンに聞かせたところで何になるんだ。もしどハマりした人いたら、連絡ください。

 

 

Z:タコツボを出るキッカケになり得るもの

ざっとまとめると、「視野に入ってるものだけ聞きがち」「視野を広げる努力は、音楽を聴いて楽しむために必ずしも必須じゃない。」っていうこと。

 

じゃあ、最も翻って「何で音楽聴いてるの」って話ですよね。

上記のマッチングアプリでも「音楽を好きになったキッカケは?」ってコーナーあるんですけど、具体的に好きな歌手聴くよりも答えづらいんでしょうね、回答率がまあ低い 笑。そしてぼんやりしている。僕みたいに「家にスカパーが入ってM-ONスペシャ見だしてハマった(人生ベスト僕とベボベ参照)」とか具体的な回答なんかないわけですよ。

 

 

となると、生活に根付いてたとしか考えられないですよね。となった場合、1番は「テレビ」や「タイアップ」な訳ですよ。星野源RADWIMPSも。

じゃあそれ以外は?例えば邦ロックなんか言うに及ばず、V系京都大作戦系も全然テレビ出ないじゃないかと。普通に朝の情報番組とMステやらバズリズム見て、ファッション雑誌見て名前知るようじゃないと受動的に知り得ない。それ以外に知る方法があるとすれば、じゃあ彼氏じゃないの?と。やっと題名を回収できたわ。

 

まあ彼氏に限った話じゃなくても、家族とか友達とか、他者とのコミュニケーションが円滑=楽しいというただそれだけなのでは…と言うのが本記事の結論であります。

 

例えばマイナーコードは暗い感じとかダイアトニック・セブンスはお洒落とか、そういう曲の雰囲気そのもので脳みそいっぱいではなく、さらにその一歩誰かと共有してることが重要じゃないの、と。そういうことです。

まあ昔だって大流行したカラオケで歌うためにCD買って練習してたからクソほど売れたと言いますし、「大衆」というのが崩壊してタコツボ化が進むという昨今でもやはり大多数はバズリズムが音楽情報の最先端だろうし、さらにLINE MUSICやGoogle Play MusicのCMで「1人で音楽に浸る人が皆無」ってのもそれを如実に表してるなと。 

例えば聴き放題サービスはおすすめ曲や新曲の表示がかなり充実してる気がします。また最近はYoutubeの動画再生前の広告や"あなたへのおすすめ"でMVが表示されることが多くて。BiSH「オーケストラ」なんかめちゃくちゃ流れましたよ。

そういう観測外からどう視野内に入っていくか、というのがこれからの鍵なんだなー、と。

 

 

ざっくり、結論。

「視野に入ってるものだけ聞きがち」+「視野を広げる努力は、音楽を聴いて楽しむために必ずしも必須じゃない。」=「タコツボを抜け出すきっかけ→より居心地の良い場所(=彼氏)の影響」

 

あれ、彼氏じゃなくて家庭とか、職場とかにも置き換わるんじゃねこれ・・・

だから、冒頭のフェスプロファイリングに戻ると、例えば京都大作戦系の中にポツンとKalafina入ってたり、邦楽ギターロックの中に雨のパレードとかnever young beachなんか入ってたりすると確実に男の影響なわけですよ(暴言)

 

 

 

 

まとめ

僕はぶっちゃけ、「自分が好きだから音楽掘るんだ」って生きてきたし、それを証明したいと思ってこのブログ始めた所もあります。生きがいとか、元気とか、新たな発見とか刺激とか。誰かに貰うんじゃなくて、自力で動いて考えて自家発電して生きていたいと。タイトルもそうやってつけました。

 

そういう僕としては、この結論は非常に納得し難い。でもそんなもんかなと。

ちなみにタコツボ化について調査してる過程で見つけたこんなデータもあります。音楽の価値って、やっぱそんなもんかねと。

suzie-news.jp

 

 

あと思ったことを少し。

 

多分友達や彼女に対して自分の音楽の趣味を100%シェアするのってすごい負担を強いることになると思うんですよね。

 

マッチングサイトみた時に、あっこれ本当に好きなやつは書いてないかもって思ったんですよ。字数もそうだけど、目的として異性を探してるわけだからマイナーなのは選べないって意識で書かないんじゃないのかな。要は何処を公開して何処を隠して、そうやって共通項を探りながら仲良くなるものなんですよね。きっと。最初っからマイナーなの主張して選択肢を狭めるのもよくないと思うのよね。

 

「観測外からどう内側に入っていくか」というのがカギと言いました。キュレーションというのも1つの手だったんですけど、まとめサイトの一連の炎上で雲行きが怪しくなっちゃた。でも、どっかから検索で引っかかって見に来てくれる人にとって新たな「発見」や「刺激」になれば、そんなブログにこれからもしていきたいと思います。

 

 

 

 

 

最後に種明かし。

冒頭CDJのマイタイムテーブル機能使ってタコツボ化の例え出しました。その中で「こんな音楽好きは滅多にいない」と画像載せて言いましたが、少なくともここ1人います。僕です。あれは僕のマイタイムテーブルです。28日に関してはほぼあれを踏襲しています。

 

まあ、そんなひともいるよ。うん。