VIVA LA ROCK、改善される
行ってきました。
この広告やっぱりアガる
ビバラの過去の感想は17、18と2年連続書いてありまして。
こちらは比較的愚痴を抑えて書いた17年
こっちは不満が大爆発した18年
いやほんと冗談じゃなかったんですから。
なんて思い出していたら「ビバラの会場がリニューアルするらしい」というのが話を聞いて、その上で考察もしていました。
これですね
これ一個伏線があって
ビバラ=ダイブ禁止していない、けど導線悪い
JAPAN JAM=ダイブ厳格に禁止、一方インフラ万全
という時期が被ってる癖に性格は真反対という状況を、両陣営がしっかり認識していたようだったんですね。
そこで、ビバラにおける最大の問題点=導線問題を含むさいたまスーパーアリーナでの円滑なフェスの運営が熱心に議論されていた結果今年の形が出来たんだろうなと思います。
行ってみての結論としてはすごく良くなったのでは、と感じました。
200レベルにあるAゲートから入場したら、なんこか先のゲートからすぐアリーナエリアへ降りれる。これは今までVIVAステージがあった分移動を要するためで、今年この会場レイアウトになったから可能になったことです。
結果、ご飯食べる等アリーナの外に出入りすることが容易になってライブ合間にガーデンを利用することが現実的になってきたということですね。去年一旦外出ようものなら迷路のようでしたし、戻ろうにもステージ入らないとかありましたから。
今回の僕の場合、STAR出演のthe telephonesのライブを100レベルのスタンディングエリアで見て、そのあとガーデンの屋台でご飯を食べステージに戻ったら次の出演者であるVIVAステージのyonigeの演奏をしっかり観ることが出来てしまったと。それができるようになっていました。
ただ、これが「フェスの導線の問題が解決された」からなのか「JAPAN JAMのチケットがソールドアウトになりつつある一方4日間開催となったビバラが全日当日券を普通に売っていたくらいの動員状況」だからなのかは、ちょっとわからないです。僕の行った3日目が特別そうだった可能性もありますが。
ステージのキャパシティは、結局事前の予想通りに近かったかなあ。つまりVIVAステージがスタジアムモードの半面使う去年までのSTAR同等、STARがスタジアムモードほぼ全域。ということはVIVAは実質格上げ、2ステージメイン制ということでしょうかね。
話題はズレるんですけど、今回メインステージ出場枠は各日6組。2016年には8組ありましたがさらに減りました。同じ空間にステージが2つある都合上設定の時間が必要なので。
ブルエンの初STARやキュウソのように返り咲いた者もいれば、下がったKANA-BOONやまだ上がらない打首獄門同好会もありましたがこの辺は先述の都合からもほぼ同格と見て良いのではと思いました。
ただ組数も演奏時間も減り、日数が増えた分薄まった感はどうしてもあったですね。
ビバラは日ごとに出演者のクラスタを分けていますが、例年通りなのはパンクの日くらいではないでしょうか。
去年までは残りの2日を「恐らくここ数年のフェス文化を支える勢いのあるバンド」の日と「フェスの趨勢とは距離を置くクセのある個性派」みたいな枠組みだったのかと思いますが、今年は最終日がパンクの日として、ほか3日の区分わけが微妙にわかりにくい感じがありました。特に初日と3日目は、トリがそれぞれKEYTALKとクリープハイプという、世代が比較的近い人たちでしたし、余計に。(一日だけ明確に分かれてるの実は隔離病棟なんじゃないのこれ)
僕はジャンルを固めるブッキングに対し始めは賛同してたんですよ。「SKY-HIもceroもJ-ROCK AMTHEMSもSuchmosもフレンズも一気に観れるの!?神!」って思ってましたが。
今は「ジャンル固めすぎてライブ観る以外の行動が何1つ取れなくてフェスとしてしんどい」のと「趣向が近い人が2万近く集まり行動が近寄る事で導線がパンクしていること」「レキシやマキシマムザホルモンに対しチケット買った全員が押しかけて、メインステージの通路すら全部詰まった状況」を見て、これ続けたら最悪だなと思ったのですよ。
フェスの構造が変わったのは良しとしても、この先どうなるかなーとは思います。今年行ってみても入退場が常にスムーズだったかというと決してそうではなかったし。
ただ大幅な改善ですよね。終わったし去年と今年続けてきてるから行っていいと思いますけど、去年はほんとに比べもんにならないくらい酷かったんですから。フェアな判定じゃないです、許してください。
ここからは各アーティストごとの話や雑談を
・フリーエリアでの演奏となったAwesome City Club、昨年末のアルバムがいい曲連打だけじゃなくて感動とか面白とかいろんな感情のバランスがすごい良いアルバムだと思ってたら「面白」に振り切った曲をピンポイントでやってくれました。「クリエイティブオールナイト」です。普段リードギター担当のモリシーさんのベース演奏が劇的にうまくて笑いました。
・同じくフリーエリアでの出番を控えていたGhost like girlfriendですが直前にゲリラ豪雨を襲いまして演奏開始が遅れました。その後
40分ライブが中断したGhost like girlfriendのボーカル「ふざけんな木々たちよ」 #ビバラ
— はっちゅ (@Hat_chyu) 2019年5月4日
・翌日はチケットを購入するもその後の事情でUNISON SQUARE GARDENまでみて撤収。
・the telephonesは去年のビバラで復活するも観ることが出来ず、復活した後のツアー数公演も遠くて行けず、やっとこさ観ることが出来ました。やはりこれがなければと思いますね。
活動休止中も聞いていなかったわけではありませんでした。が、ひさびさに聞いてみたらすごくBPMが遅くてびっくりしました。当時はこれでもかなり早い部類だと思うんですが。
・NICO Touches the Wallsも、浅野尚志さんが参加していない4人だけのライブも久々でしたね。アコースティック編成の音源やライブの経験が音楽性にまで出ていて、「天地ガエシ」などモデルチェンジしてステキな演奏でした。
アルバム楽しみです。
・そして個人的にベストアクトだと思うのはユニゾン。
途中の「着ている服をひっくり返して頭に被り目隠し状態だった鈴木さんがそのままドラムを演奏、むしろ手数を盛るその様子に観客驚愕&大喝采」このシーンだけでしばらくご飯食べれますね。