期間限定ではないライブ音源&映像トップ11
昨今のライブ中止や延期に伴い、期間限定でライブ映像を配信したり、また中継のアーカイブを残すなどの活動が活発になっています。
というわけで、耳を貸すべきライブ音源や映像をご紹介します。
しかし今回は
・動画配信サイト、および定額見放題サービス(サブスクリプション)
・音楽配信、定額聞き放題サービス
の中から、「期間限定ではないもの」を紹介します。
以前から普通に配信していたもの、積極的に配信をするアーティストもいるので紹介します。
なぜトップ11なのかって?常に一歩先へ行きたいからさ…
というわけで持ってる人はスピーカー、ヘッドホン、イヤホンを用意して、是非楽しんでいってください
11 Official髭男dism/one-man tour 2019 at 2019.07.08日本武道館
武道館公演をのちにリリースすることは非常によくあることではありますが、やはりここはすごい
Apple Musicにおいてはライブ映像アルバムとして5曲配信されています。それも代表曲を立て続けに。
髭男のよさだなんていまっさら過ぎて、月並みな表現になるくらいなら考えたくもないくらいなのですが、個人的には演奏力とバリエーションなのかなと思います。リズムの取り方とかもすごくクラブとか打ち込みの音楽っぽくて、それと歌やブラスなどの音とマッチ具合が印象的ですね。
10NUMBER GIRL/サッポロOMOIDE IN MY HEAD状態
過去の名ライブ、という流れで言えばこれがすごいです。
最近復活を遂げたナンバガですが、ほんの少し前まで彼らのライブを体感する手段はこういったライブ版だけでした。中でもこれは本当に解散前最後のヒリヒリ感、客観的に聞いて(終わり際)にはとても聞こえないアンサンブルの強度はすごい。
え?Youtubeとかニコ動の動画?知らんなあ(すっとぼけ)
9東京スカパラダイスオーケストラ/2018 tour「SKANKING JAPAN」"スカフェス in 大阪城ホール" 2018.12.24
レアなライブでは、例えばゲスト連打なものもあります。
スカパラはコラボレーションが多いのですが、それと同時にライブでゲストとして呼ぶことも多いです。中でもこの公演はコラボ曲&コラボ先の曲のスカパラバージョンを披露&収録。すごい。
8 布袋寅泰
MTV Unpluggedは歴史のある番組なのですがいくつか音源がリリースされています。
アコースティックライブとなるのでそれに準じてアレンジがなされるわけですが、しかし布袋さんはこの収録にあわせ凄まじい(原型を留めてないレベルの)アレンジを持ってきています。カントリーにラテンにジャズ、もはや歌詞を聞いてやっとわかるくらいの振れ幅を見せています。楽しそうで何より
7サカナクション /多分、風。from「SAKANAQUARIUM2017 10th ANNIVERSARY」
サカナクション / 多分、風。 from LIVE Blu-ray、DVD「SAKANAQUARIUM2017 10th ANNIVERSARY ~」
YouTubeに上がってるライブ映像は、DVDだったりスカパーの放送の無許可転載が多いのですが、サカナクションは一曲ずつとはいえ公式に上がることが多いです。
特に6.1chサラウンド を体感できる音源はなかなか存在しませんで、いいイヤホンでぜひ楽しみあれ
6TENDRE/IN SIGHT "One-Man Tour Final"
TENDRE - IN SIGHT "One-Man Tour Final"
長尺のライブ映像をリリースする人たちも結構多いです。
河原 太朗さんのソロプロジェクトですが、CDJ19/20でライブを始めて見てあまりの楽しさ心地よさでアストロアリーナの椅子から動けなくなったのですが、ほぼ全て本人の演奏である音源も腕利き揃いのサポートを交えたライブも、そのどっちも素晴らしい。
5 宇多田ヒカル/Hikaru Utada Laughter in the Dark Tour 2018
Netflixは嵐など日本の音楽シーンのコンテンツも増えておりまして。
こちらは2018年幕張メッセ公演です。宇多田さんのライブ映像がサブスクになるのも驚きだし、しっかり全編配信になってます。すごい。あえてなんも言わんが、途中のあれとか。
ではNetflix絡みでもうひとつ
4 星野源/DOME TOUR "POP VIRUS" at TOKYO DOME
昨年リリースになった東京ドームでのライブです。
実はこれを見るためにNetflix入りました。その価値大有りです。
おげんさんで披露されたので知ってる人も多いですが、STUTS「夜を使い果たして feat.PUNPEE」の本人による人力マッシュアップ。これをドームでやっちゃうんだからすごいなぁ。
さてトップ3、の前におまけ
DAX〜Space Shower Digital Archives
このYoutubeチャンネルでは、「りんご音楽祭」「森、道、音楽」などのフェス 、ワンマンライブなどの映像を配信しています。個人的なお気に入りはこのあたり
bonobos - Cruisin' Cruisin' @ 森、道、市場 2017
ではこっからはトップ3。決め手は完全に個人の好みのみでお送りします。
3 the HIATUS/The Afterglow
様々ライブがすごいなあと感じるバンド・ミュージシャンはありますが、バンドという形態であればthe HIATUSこそ最高のバンド!贔屓目抜きで考えればそうなりました。
なんせ引き出しがすごい。鍵盤の入ったELLEGARDEN/MONOEYESという見え方も実は間違ってないと思いますし、その激しさやエモーションは凄いのですが、一方で『A World Of Pandemonium』に表れるアコースティックギターやオーケストラの響きがもう「美しい」と評されてもいいレベルです。彼らのカッコよさや美しさは唯一無二ですね。
2 KREVA/LIVE ALBUM SPACE TOUR
ラッパーKREVAが、おそらくしっかりとバンドを率いてライブをやった瞬間
今もですけど、「半生バンド」=DJ卓の音も出つつバンド演奏も行うスタイルは、めちゃくちゃライブ映えします。音の迫力は増すし、グルーヴかんも増すし、めっちゃ踊れるような音楽になります。これは、今BAD HOPとかのライブ配信とかを思い返しながら聴くと、クラブ仕様のトラックからまた味わいが変わる気がしますね。
1くるり/Philharmonic or die
これは本当に凄い
2007年のオーケストラを率いたライブと、京都のライブハウスでのライブの2枚組、なのですがDisk1が、もうあまりにも凄い。
ライブ音源と中継しかチェックしてないですけど、もしかしたら普通の映像よりCD音源のほうが良かったりして…というくらい凄い。サブスクに上がってるやつでも相当すごい。ライブ会場にいるような感覚を飛び越えてます。ぜひいいサウンドシステムでどうぞ。
ちなみにオーケストラが入ったライブということで、音の響きや重厚さはそりゃ邦ロック史上最高レベルなんですけど、「WORLD'S END SUPERNOVA」のこのバージョンは音が厚いのにビートがミニマルに締まっていて、ダンスミュージックとして成立しているんですね。
くるりは編成がくるくる変わるもんで、the HIATUSと同様・同列にすごいとは、一概には言いにくい部分もあるんですけど、間違いなく日本を代表するバンドなのは間違いなくてですね、どのバージョン、どのライブ音源もぜひ聴いていただきたい。
最後に
ちなみに世界で一番どうでもいい個人情報晒しをすると、「WORLD'S END SUPERNOVA」のオーケストラ版は、ガラケー時代に着メロでした。