自力で元気になるブログ

ハマでは新機軸のジュリアン

Base Ball Bear全曲レビュー part2

ベボベの全盛期っていつなんだろう、って時々考えるんですね。

例えばYouTubeのMVで1番再生回数多いのは「short hair」なんですよ。その時期なのか。

あるいはROCK IN JAPANでメインステージのラインナップに名を連ねてた2013年前後なのか。

それとも『C2』『光源』と評論家筋からかなり高い評価を得ている「今」なのか、とか。

 

でも、怒涛の勢いでタイアップを多く獲得していて、キャリア初の武道館公演も行った「changes」〜『LOVE & POP?』の時期、と考える人もとても多いと思うんですね。

 

ところが、インタビュー各種を見ると、どうもこの時期は、特に小出さんにとってかなり「闇の深い」時期であったことがわかっています。

 

 

そういった経緯も含めて、今回のレビューで取り上げていきたいと思います。「抱きしめたい」から「Project Blue」「東京」まで。

 

 

シングル『抱きしめたい』

1 抱きしめたい

まず、大前提として『C』リリース後ageha springs玉井健二さんがプロデュースに入った、ということが大きいんですよ。

1番大きいと思うのは、シャウトを滅多にしなくなった、「歌」という部分を意識して聴くことが多くなったことです。

2 彼氏彼女の関係(新しい関係 Version)

僕このバージョンが好きすぎるんですよね。

曲のレビューは前回分参照ということで。

 

シングル『ドラマチック』

1 ドラマチック

実は「爽快感」という要素とか感触はこの曲にはあんまりなくて、BPMも136くらいだし、ギターのソリッド感も少ないです。ちょっとした緊迫感というか、手に汗握る勝負を彩る曲ならこっちの方がいいですよね。「おおきく振りかぶって」見てないけど。

2 透明26時

檸檬」が象徴的に使われたことを前提にした上で「檸檬より柘榴」ってワードが出てきてるのがちょっとポイントで、小出さんがずっと書いてきた「君」像の引き出しがどんどん出てきてるんですよね。

3 夕方ジェネレーション(新しい夕方ver.)

アレンジの洗練具合と同時に、シャウトとか声のエフェクトとかコーラスが加わっていて、より出来が良く、より荒々しいエモーショナルな方面に向かっているという二律背反な感じがこのトラックの特徴かなと。

 

シングル『真夏の条件』

1 真夏の条件

僕正直言ってこの曲そんなに好きじゃなかったんです 笑

でも、こないだのフルカワユタカ さんのイベントで歌ってたのを聴いて印象が大きく変わりました。この曲の本質って歌謡曲チックなところであり、色気なんですね。

2 極彩色イマジネイション(新しいイマジネイション ver.)

この曲のチョイス自体は、これまでリテイクが入った曲たち同様「インディーズ期の代表曲」たちであるということと、あと「真夏の条件」の色味にだいぶ近いところを感じる、っていうところもあるんじゃないでしょうか。熱にうなされて赤黒い感じというか。

 

シングル『愛してる』

1 愛してる

MVを見るとわかりやすいのが、男3人は服をひたすら脱いで行くけど、関根さんは時折服を着るんですよね。

得てして、そういいものなんだと思う。

2 カジュアル・ラヴ

 この時期の完成で作った「SAYONARA NOSTALGIA」なんだと思うんですけど、「SAYONARA~」が日常風景のドキュメントだとすればこの曲は同じ日常風景でも小説的だという部分で大きく違いますね。

3 愛してる [Karaoke ver.](カラオケ・バージョン)

カラオケバージョンが収録されてるのは、この後「ファンファーレがきこえる/senkou_hanabi」とエクストリームシングル三枚のみで、この前後には全く含まれてません。なぜ唐突に入ったのかといえば、たぶん次の曲があるからだと思う。

4 愛してる [史織ロケッツ ver.](史織ロケッツ・バージョン)

玉井さん、元気ロケッツとかやってた方なのでその方法論でアレンジした曲になるわけですけど、リアルタイムで聞いてた記憶を思い返しても正直Perfumeの影がちらついて仕方ないです 笑

 

アルバム『十七歳』

1 17才

最近はアイドルネッサンスの方をずっと聴いてたんですけど、改めて聴いた印象は「キー低っ!」です 笑

このころ、「aimai  memories」評でも述べたように「リアリティのある青春」を歌うことで「ノスタルジアに浸りたい」という構造で、そういう状況が、リアルタイムな心境を歌うことになる「二十九歳」と似てはなるものだと。

そういや結成2001年なので、今年はベボベも17才ですね。

2 ドラマチック

そういえば僕がベボベを知ったきっかけの曲です。

たしか曲だけ知ってて、アルバムにこれが入ってて「あーこのバンドの曲か」ってわかったんですよね。のちに。

3 抱きしめたい

ベボベの「卒業ソング」「青春ソング」は所々あって、特にインディーズの時期に色濃くあるんですけど、「17才」も含めて春の雰囲気を感じる作品とかアルバムは今後あんまりないですよね。(明言してないのもあるけど)

4 ヘヴンズドアー・ガールズ

最初は「つよがり少女」みたいな感じかなって思ってたんですよね。

でも、よりこの曲は「君」に対して一歩引き気味というように思うんですよ。「屋上で試してる 飛び降り占い」だから、やってることはよりハードになってるんだけど。

5 愛してる

小出さんの歌って直接的に失恋する描写、あるいは失恋している瞬間ってわかりやすいものだとこの歌くらいで、別れかたにいろんなバリエーションがあるんですよ。普通のポップスに比べて心情の吐露とかも全然無いし。

SEVENTEEN ROMANCE

どういう関係性なのかは明示されてないから想像するしかないんだけど、多分他の曲と比べたら場合に、「死別」でも「転校」でもなく、心理的に距離が開いてる状態、シンプルに考えるならフった/フラれたんだと思うんだけど、そういう曲なのかなって思う。

7 FUTATSU NO SEKAI

今生きてる世界はそれとして、それとは別に「秘密のやりとりも/いつものベイエリアも/口癖のごめんねも/必要なくなるのに」って歌詞すごくないですか。「もし2つ世界があれば/普通の2人であれたのかな」ですよ。

8 真夏の条件

歌いかたのニュアンスとか質感による表現ってあると思っていて、例えばamiinAみたいな若い女の子のアイドルにオルタナティブロック歌わた時のような「違和感」の質感って、ボーカルの要因がとても大きいと思うんですよ。

玉井健二さんがベボベに、というか小出さんに与えたものってここがとても大きいんじゃないかって思う。

9 青い春.虚無

多分「カジュアル・ラヴ」とこの辺りで小出さんの中に「カッティングが武器だ」って思ったんですよきっと、カッティングと16ビートと4つ打ちっていうね。

あと実は関根さんのベースラインが好きで、今だと完全にファンク的な横ノリのグルーヴ感になってるけど、この曲あたりはまだ軸足がギターロックのそれにあって、これはこれで好きです。

10 WINK SNIPER

多分この段階ではじめての関根さんメインボーカルですね。関根さんじゃなくて「ウインクスナイパーさんですけど。

ウインクスナイパーさんのこと僕は見たことない(はず)だし、関根さん人妻なので、もう見れないんじゃない買って思ってます。

11 協奏曲

近年のアルバムに1枚は長尺かつナイーブな内面を吐き出すような、すごく落ち着いた歌が入ってるんですけど、この曲はただただ祝福に満ちてる曲で、今改めて聞くとめっちゃ違和感です。小出さんこんなまっすぐ幸せな歌歌えるんだみたいな(失礼)

12 気付いてほしい

この後から年1〜2ペースでレゲエとかダブ取り入れてて、その最初の曲ですね

あと、特にメジャー以後のベボベのアルバムの最後の曲は、『C』における「ラストダンス」のように、大きく方向転換しているorストーリーを思いっきりひっくり返してる曲な訳ですが、今回は「キラキラな青春の中の闇」だと思っていて、実はこれだけ「LOVE&POP」の世界観なんですよね。

 

DVD『映像版『バンドBについて』第1巻』

1 若者のゆくえ

ベボベ4人体制下において、「4人以外の楽器の音は入れない」という制約がありました。その制約の、最初の例外がこの曲になるわけですね。

スーパーカーをカバーするために元々ピアノができる人として関根さんがバンドに入ったので、ある意味最初はこうなる可能性もあったんですよね。

 

シングル『changes』

1 changes

じつは『十七歳』のラインの上にある曲というか、『LOVE&POP』が結果ああいうアルバムになってしまった以上究極に浮いた曲になってしまってる。

2 SUMMER ANTHEM

MVのライブ映像見れば、小出さんが弾いてるギターがいつもよく見るテレキャスターじゃなくレスポールタイプであることにびっくりすると思いますが、僕は小出さんがこれ弾いてるの見たことないです 笑

3 FICTION ONCE MORE

「君のDVD」っていうのは、当時小出さんが割とあちこちで話題に出してたグラビアの石井めぐるさんですね。

ライブに行ったら歌ってて小出さんがハンドマイクで気だるげに歌ってるのが印象的です。

4 ドラマチックとエレサマ

CDJ07/08の演奏です。後にMステに出た時「キャパシティ1万人のステージに15,000人が駆けつけて入場規制に!」って紹介された時の演奏です。時代の移り変わりを感じる。

 

 

 

 

 

シングル『LOVE MATHEMATICS』

1 LOVE MATHEMATICS

これのリリースが09年の1月で、『完全版「バンドBについて」』と同日発売で、ちょうど僕は大阪旅行してた時にUSJの街頭ビジョンでこれのMVがめっちゃ流れてました。

競合があまりなかったのもあってオリコン5位になって、一気に駆け上がった感じがありますね。

2 SCHOOL GIRL FANTASY

これ確か最初配信限定だったんですよね?

あとベボベの曲で初めてドロップD(6弦だけ1音下がる)のチューニングで演奏されてます。僕のイメージだとラウドロックとかインディーロックに多い印象で、日本だと髭がドロップDめっちゃしてた気がする。

3 若者のゆくえ (弦楽グラデュエーションver.)

DVDに入ったところから、さらにストリングスが加わってます。アゲハスプリングスなのかな?(玉井さんが主宰してる作曲/編曲家集団)

ちなみに、仮題が「若者のすべて」だそうです。最後の花火にです。

 

シングル『神々LOOKS YOU』

1 神々LOOKS YOU

映画「鴨川ホルモー」の主題歌だった訳ですが、「うだつの上がらない主人公がどうにかその一歩目を踏み出す、その瞬間」と「少女と鵺」みたいな浮世離れした感、都市伝説感が合わさって、それでなんで爽やかなんだよ!って言う。

2 image club

なぜか2016年の人気投票1位。何故だ。サカナクションは満場一致で「目が開く藍色」なったのに。

一応言うと、当初サードアルバムのタイトルであり、一曲目にこれがなる予定だったらしい。なにそれ聞きたい。

3 BOYS MAY CRY

人気投票上位だし、ベボベの中で1番好きな曲です。資料によって「岡村ちゃんになりたい」「SMAPになりたい」と意見が分かれてて困惑します 笑

「彼氏彼女の関係」のサビにも出てるこのコード進行のカッティングで、ペース落とすと「不思議な夜」になることが、個人的にギター練習していて気がつきました。

 

シングル『BREEEEZE GIRL』

1 BREEEEZE GIRL

北乃きいのCMが素晴らしすぎたせいで勘違いしがちなんだけど、これ最後まで男の子側の心情が歌われてるから、「愛してる」と大差ないんだよね 笑

2 BREEEEZE GIRL Ⅱ

もともとあった曲で、かつ デモ段階でのタイトルは「エレクトリックサマー」だったらしいです

サウンドの(半分事故みたいな)ビリビリ感はインディーズ時期の再現と言われれば納得出来そうですが、あくまでその時のベボベの歌にアップデートされてると思う

3 LOVE MATHEMATICS(渋谷会"TRUE LOVE"REMIX)

小出さんのお友達によるリミックスです。

真夜中のニャーゴでたまに話してた、誕生日に友達に拉致され紙袋被せられ渋谷を駆けずり回されたとか、その人かなって思うんですけど

 

シングル『Stairway Generation』

1 Stairway Generation

銀魂の主題歌であることはやはり意味合いが大きくて、太鼓の達人とかドラムマニアとかそういった音ゲーに軒並みこの曲が収録されたりしたんですよ。

この時期に求められてた、明るくてポップでキラキラな青春バンドってのを最大限に徹底できていたらどうなってたんだろう。

2 USER UNKNOWN

これも人気投票上位だったんですが、この時期のカップリングの曲の出来の良さってほんと異常で(人気投票トップ20にカップリングだけで3〜4曲入ってる)、要因としては間違いなく「出来はいいけどアルバムの仕上がりに合わない」ことだと思うんですよ。

3 恋愛白書

これも僕が見たライブで小出さんが弾き語りしていました。

モチーフは「BOYS BE…」です。

 

アルバム『(WHAT IS THE) LOVE & POP?』

1Stairway Generation「Don't Belong, But Already No Retreat」

そしてベボベ最大の問題作になる訳ですが、ギターロックにXTCとかの要素と合わせた『C』、歌と歌詞と世界観の構築っていう武器が増えた『十七歳』の次の順当な後継作として上記のカップリングの曲みたいなのかきちんと拾えていたら、きっと近年のシティポップの流れなんかずっと先駆けてすごいことになってたと思うんですよね。そうしていたとして、今もベボベが続いていたかはわからないけど。

2 SOSOS「Scream」

勘のいい人はこの辺で多分「おっ…なんだ大丈夫か…?」となったと思うんですよね

このアルバム、実は音楽業界内外からコメントを集めてて(新日本プロレス棚橋弘至から、とから)多分レーベル的にもバンド的にも世間に訴えかけていく勝負の時期だったんだと思うんですけども。

3 changes(Album ver.)「Morning Always Comes (For Better or Worse)」

リテイクがかかってて、ドラムのパターンとか湯浅さんのギターの音色はガラッと変わってるし、細かいところだと例えば落ちサビのあとの声にエフェクトがかかってたり、ボーカルも撮り直したんですけどやっぱりどことなく暗いんですよね。それがかっこいいんだけど。

4 神々LOOKS YOU「Like a Sponge That Absorbs All Fear」

前トラック「changes」に入ってる替え歌が歌詞載ってないので書き起こししてみると

「夕方世代を行き過ぎる僕も/ようやく胸を撫で下ろしました 

暗黒時代に背を翻し/僕は助かったつもりでした」となります。

5 LOVE LETTER FROM HEART BEAT「Punch You Out, Who Said Love Is Subtraction!」

冒頭と終盤関根さんの声に加工をかけたものが載っています。

曲の構成上、普通音を減らして落ちサビを付けて緩急つけたら曲盛り上げにかかるんですけど、この歌は落ちサビのテンションのまま曲がしっとり終わっていく 笑

6 ホワイトワイライト「A Time When 'To Believe' Meant Everything」

この曲だけ、インディーズの時期のさらに前の自主制作してた音源に入ってた曲です。

流石にその時代の音源が手に入んなかったし、他の人にとってもそうだと思うので今回はレビュー対象にしません、ご了承ください

 

7 BREEEEZE GIRL「To the Girl Who Ran Deep Into My Heart」

8 LOVE MATHEMATICS「Too Happy, the Happiness Inside My Head」

心情的にアルバムモードに入りきってる「Stairway Generation」はともかく、この2曲と「changes」「神々」と言ったシングル曲たちは歌詞の面でもサウンド面でも完全にこのアルバムの中で浮きまくってて、曲順とかも苦慮してたのかなあ、とか色々

 

9 SIMAITAI「The End of Me ≒ The End of the World / If Our Paths Cross...」

「4人で鳴らさない音は入れない」という制約をはみ出す曲として、この曲はリードギターの音にエフェクトをかけてオルガンの音色にかなり近い音を出しています。

どこまでがベボベの音としてありなのかという部分で、これはあり、という判断なんですね。

10 海になりたいpart.2「Don't Cry, Cypress Tree Girl, Don't Cry」

このアルバムが出た直後のツアーも、別のツアーでも、湯浅さんが脱退したあとの弓木英梨乃さんとのライブでも、ものすごい熱量で4人全員が音をかき鳴らす姿がすごい印象的です。

11 レモンスカッシュ感覚「And What Was Left Was Just the Haze of That Day」

歌詞の世界観だけではなく、実は録音体制も『夕方ジェネレーション』の時と全く同じである、という部分がこの曲の大きな特徴だと思う。

この曲、バンド史的に実はすごい大事だと思うんですよね。「青春の学生時代を歌うのがしんどくなってきた」ということを自覚してしまった時期の曲。だから、これ以降に、バンドの軸が何かってのを模索していく、その取り組みが3.5thアルバムなんじゃないかなと。

12 ラブ&ポップ「The Walls」

サブタイトル繋がりでNICO Touches the Wallsの話をさせて欲しいんですけど、彼らってどんなに自分が情けなくてもまず歌い切るし、その様がすごく前向きで力強いんですよね。人柄とか制作体制もそうだし、ベボベにはない「ブルース」がバックボーンにあるのも大きいと思うんだけど。

ベボベの話に戻ると、少なくとも当時の小出さんは、そうやって自分の迷いや苦しみを歌にして歌うことは出来て、それを聞いてみんなが共感したりしていたとしても、そこにポジティブな感情って本人もリスナーもし得なかったと思うんです。傷を舐めあって心理的に落ち着くけど、消毒液とか絆創膏にはなってないというか。なんだこの例え。

12.5 明日は明日の雨が降る「Love All, Hate All」

このアルバムほんとうに歪で、あんなに冷静で客観視できる小出さんが、泥沼の中でもがき苦しみまくってる、「つよがり少女」「君のスピード感」「ヘブンズドアー・ガールズ」での「君」の描写がまるっと僕にひっくり返って来ていて、聴くのもちょっと辛いレベルに感じる人も、すごく多いと思う。

そして間違いなくこの曲が、ベボベというバンド最大のターニングポイント。

 

 

アルバム『CYPRESS GIRLS』

1 十字架You and I「My Cross To Bear, Your Cross To Bear, Their Cross To Bear」

MJになりたかったとしか思えない歌い方と、そのせいでいつのまにか「ダンス湯浅将平」曲になってた。

MVがアニメーションなんですけど、制作は現在「ポプテピピック」で話題の神風動画。だからか。

2 BAND GIRL'S SPIRAL DAYS「Spinning Staircase, Soda Sadness」

久々な「SCHOOL GIRL DISTORTIONAL ADDICT」感の曲。フェードアウトで終わるこの曲、完全にコピペで作られている一方、「波立ってる」→「涙ってる」と評価が変わってるのが細かいポイントです。聞いてる限りは変わらないんですけどね。

あと「世界の終わりには 紅茶飲めないから」。そういえば湯浅さんはミッシェルガンエレファントが大好きです。

3 Shine On You Cypress Girl「You Deserve To Sparkle」

すっごく細かい話をすると、堀之内さん初のコーラス収録だそうです 笑

サイプレス=糸杉、花言葉は「死」、タイトルはピンクフロイドが元ネタだったりサウンド面でXTCを意識した部分を公言していたり、その面で「BRACK SEA」とかあの辺りの延長線上なんですね。

4 beautiful wall (DUB)「Door With No Handle」

先日クラブミュージックに関するブログを書いたんですけど、あの後もいろいろ聞いていたんですが今のクラブシーンでダブステップ流行ってるんですよね。

ブチ上がるためにトラップを取り入れてる昨今、内省的に心情を掘り下げるためにダブステップ持ち込んでるのがすごく対照的です。

5 kamiawanai「僕の声」

「翼広げて さあ羽ばたくというのなら/僕はこの足で階段を駆けるよ」ってのは、3作目の意匠返しであり、同時に「バンドを見つめ直す」「ソングライターとしての自分を見つめ直す」という部分も含んでたはずで、現にこの二枚組はタイアップのないセルフプロデュースなんですね。

6 kimino-me(+ ICHIRO YAMAGUCHI from SAKANACTION)「Cloud Only Love My Self Through Your Eyes」

サカナクション山口一郎さんとのコラボ。

ベボベはこの時期前後にサウンドにクラブっぽさとかダンスミュージックの要素を取り入れ出してるんですけど、一方サカナも「Aoi」なんかで山口さんがテレキャスター(小出さんがずっと使ってるギター)使い出したりしています。

檸檬タージュ「Precious Now Those Days, All A Blur

歌詞の大元は小出祐介詩集の書き下ろし作品で、また手が加わってるそうなんですが、その本僕は買いそびれたのでわからないです 笑

そして「十字架You and I」と同時にこの曲が、小出さんの歌うベボベにとって「檸檬」というアイコンが出てくる最後の曲、となるはずでしたが7年の時を経て『光源』収録の「SHINE」で復活を果たします。この意味合いはとても重くて大きいと思ったので、次回きっちり書きます。

8 Project Blue「胸いっぱいの、青を」

 『CG』は自分の内面のことを掘り下げてる歌が多くて、次にレビューする『DB』は「君への思い」の曲なんです(ゆえにkimino-meは本来『CG』の曲)

前回から書いてる「小出さんのボーイミーツガールには続きがある」という話で、僕の君への想いと裏腹に君の想いは僕とは別のところにあるっていう話。僕は何をやっても「あの子はずっと死にたがってる」「あの子は僕じゃなく違う方向を向いてる」みたいな。

最後の逆再生は「凛としたブルー 鮮やかに海海に/凛としたブルー 鮮やかに僕を染めてくれ」と歌ってます。

 

アルバム『DETECTIVE BOYS』

1 クチビル・ディテクティヴ(+ acco + 呂布)「KISS→LIP→MOUTH→HEART」

色々楽しいところ満載だし、MVも楽しいし、例えば弾き語り風味とかじゃなくちゃんとアコギが効いたサウンドもこの曲が最初なんだけど、いっちばん最後のあっこさんの照れ笑いだけで、もう、最高ですよね。

2 Transfer Girl「August, Midnight, Moonlit, Poolside, RENDEZVOUS (What if you come...? What if you don't come...?)」

僕の記憶が確かなら、以前の人気投票の結果発表のニコ生において小出さんがトップ3予想してたのはこの曲だったかと思う。

心理的な別れでもなく、「死別」ではなく、「転校」という物理的に距離が離れて行くパターンですね。

3 BOYFRIEN℃「Killer Encounter」

なんにせよ湯浅さんのシャウト!これに尽きる、というかこの曲出たあたりで湯浅さんの前にマイクが置かれるようになったんですよ。昔の映像見たらマイクないですもん 笑

4 LOVESICK「All I Wanna Do Is See You」

関根さんメインボーカルであり、恒例のダブっぽいコーナーです。

関根さんのボーカルにモジュレーションみたいなゆらゆらする加工がかかってるのが特に印象的です。

5 WHITE ROOM「ふたり」

17年のツアーで小出さんが弾き語りしたんですけど、そこで歌われた曲です。

勝手なイメージは、エヴァ使徒と戦ったあとシンジくんが病室みたいなとこで目がさめるじゃないですか、あのイメージ。

6 星がほしい「Light Your Darkness-Must Be Strong-Make A World You Can Disappear To-Must Be Strong 」

本当は「CG」側の曲。君が好きじゃなくて、自分の心境の歌ですね。

聞き返してみて、この曲で歌ってることが実は「魔王」の真逆だなって思った。

「誰かを照らせるくらいの星が欲しい」と願わなくなった今、小出さんはバンドで、楽曲提供で、本当に明るい曲を作って、みんなが曲を聴いて感動してる。

「君のことを照らしたい」と願わなくなった小出さんに、みんなが光を感じてる。

7 歌ってるんだBaby. [1+1=new1 ver.]「What Is Fun? What Is Right?」

もともとスーパーカーのナカコーさんがill名義で2010年にリリースした『∀』で共作した「歌ってるんだBaby」があって、そっちではナカコーさんが歌って小出さんがラップしてるんですが、いつの間にか逆転していて、それを僕は後追いで知りました。

8 東京「胸いっぱいの、愛を」

「東京生まれ」という曲が2006年ごろにできて、それはラジオCMに使われた曲だったんですが収録されず、そのままお蔵入りになってこの曲のこういう形で収録されて、「東京生まれは後に「不思議な夜」のボーナスディスクに収録されています。

 

 

 

 

<小括>

 

十七歳〜LOVE&POP当時にベボベを知ったって人はめちゃくちゃ多いと思うんですよ。

ファンになった人もいれば、存在知ってるだけで好きではない、みたいなのも含めて、ある意味今のベボベのファン層の土台になってる部分は多分に存在していると思います。

 

やっぱり「LOVE&POP」の存在って高くて、本当に当初の予定通り

・1曲目の「image club」から始まる

・アルバムの中心は「BOYS MAY CRY」「USER UNKNOWN」「恋愛白書」

・製作時期的に「LOVE MATHEMATICS」「SIMAITAI」あたりは入る

・まるっきりカットはしないけど、暗い闇の側面は全面的に抑える

・そのかわり最後シークレットトラックでキラキラポップな世界観を思いっきりひっくり返して、無情。

 

みたいなアルバムだったら最高だったんじゃないかなあって思って、プレイリスト編集したりしてました。

 

 

 

 

次回のメインになる話を2つ。

3.5thアルバムの時期以後、「十字架You and I」なんかわかりやすいと思うんですけどドラムとベースの技量がものすごく上がっていって、最終的に『二十九歳』『C2』あたりになって、もうバンドのグルーヴ感とかバンドとしての構造思いっきり変わってるなってことにみんなが気がついたんですけど、下地はこの時期なんですよね。

で、はっきりいえば湯浅さんの脱退の根底はここなんじゃないかって思ってるのがまず一個。

 

 

2個目は、3.5thアルバムはひっさびさに使われた「過去のベボベの武器」が色々出たんですよ。関根さんメインボーカルとか、ギター持った女子高生とか。

その1番大きい面として、めっちゃヘビロテされた、ベボベといえばこれって未だに思う人も多い「檸檬」が、この後7年間ベボベの曲には出てこなくなったんですよね。そして7年ぶりの檸檬曲は「SHINE」という曲です。

 

 

 

 

 

次回そのあたりがメインになります。よろしくお願いします。

 

 

 

 

Base Ball Bear全曲レビュー part1

なぜ今これをやるのか。「メンバー脱退」ということが現実に起きてしまった2016年、それを踏まえて「光源」というすごいアルバムを完成させた2017年ではなく、なぜ今、2018年にこれをやるのか。

 

 

それは、ついにというべきかようやくというべきか、LIVE IN LIVEという形でのツアーとして3人体制でのライブツアー開催、そして春フェスの3人体制での出演を告知されたからです。

 

僕たちは3人になったベボベ、というものに相対することになります。その前に、例えばライブの際にリズムギターリードギターのニパートを前提としたような、「バンドにリードギターがいる」「4人組であるベボベ」を総括できるかなって思ったのです。

 

 以前、個人的な視点からベボベを語った回があって、そのあたりも参考にしていただきつつ、改めて資料等参照しながら書いていきます。

 

colorfulwhite2.hatenablog.com

 

ただ、150曲強とボリュームが多いので、3回に分けてお送りします。今回は「SAYONARA-NOSTALGIA」から「SHE IS BACK」まで。

 

 

 

 

『夕方ジェネレーション』

1 SAYONARA-NOSTALGIA

最初期の代表曲というか、ダンス湯浅将平も込みでライブの中心であった曲だと思うんだけど、改めてカッティングしながらラップっぽい歌詞を歌う小出さんは頭おかしいと未だにそう思うし当時からそうだったんですね。「THE CUT」をカッティングしながらラップしてたりとか。

2 つよがり少女

ボーイ ミーツ「くっそ捻くれたガール」と言えばいいのかな。

でも「君」と「俺」という組み合わせの歌って邦ロックの枠組みの中でも珍しいですよね。この曲に限った話じゃないんですが、特に近年の小出さんってめったに自分のことを「俺」と歌わないんですよね。全153曲中「俺」が26曲で「僕」が81曲です。どうでもいいわ。

3 メタモルフォーゼ真っ最中 

このアルバムって、18〜19の頃に作ってるはずで、いろんな意味で青春時代と地続きなんだと思うんだけど「次に会った君は君/でもあの日と温度の違う君」って言い回しなんか見ると、ある程度大人になった今にも通じる部分だと思う。

4 微熱ボーイ

よく出てくる概念としての「DEATHとLOVE」が始めて出てきた曲になるのかな?

あと後々の「The CUT」や「HUMAN」みたいな、あえて客観的に心情を描写しまくることでむしろ人物像を立体的に見せる手法はこの時点できてると言ってもいいかなと。

5 SUNSET-KI・RE・I

 2番以降の4つ打ちが入って以降なんか特に、うわー今っぽい!って思いました。今のギターロックっぽい。もちろん相応の荒っぽさが目立つけど、サビの組み合わせっぽい曲の構成とかキメの作り方が、時代超えてるなーと。

6 夕方ジェネレーション

昼とも夜ともどっちとも言えない、どっちつかずな状況をずっと歌ってきたバンドなんだなあと思います。個人的には「照明を3段階目にして/即席夕方作れたりもする」って言い回しが好きです

あと個人的にすごい思い出があって、地元にベボベが来て見に行って、ツアーのファイナルでも滅多にないダブルアンコールをしてくれたんですけどその時にこれ歌ってくれました。

 

7 BOY MEETS GIRL

「完全版『バンドBについて』」で再販かかった時に聴いたのですが、ここまでシャウトする小出さんあんまり聞いたことなかったので衝撃でした。

小出さんはこの曲について「解散ライブの最後の曲が出来た」って思ったらしい。

 

 

コンピレーションアルバム『HI-STYLE vol.7』

1 少女と鵺

 全然世界観がわかんねえ、ってか鵺ってなんだよみたいなところから始まるんですけど。日本に伝わる伝説上の妖怪で、体の部位がいろんな動物で出来てるっている、ウルトラマンタロウタイラント的な感じって言えば伝わりますか。

なんかこう、妖怪の類でも何でもいいから私をここからどこかへ連れ去ってくれ、という心情はわかる気がします。

 

シングル『YUME is VISION』

1 YUME is VISION

ド頭ベースソロ始まりの曲ってこれと「檸檬タージュ」しかないんですよね。

あと、その最初のベースライン「抱きしめたい」のそれっぽいんですけどこっちは音階上がり続けるというという。

2 君のスピード感

僕この曲すごい好きです。これも「ボーイ ミーツ くっそ捻くれたガール」ものですよね。

どうしても「SCHOOL GIRL DISTORTIONAL ADDICT」のジャケットの女の子の図を想像しちゃうのは音楽性のせいですかね?

3 東京ピラミッド

新呼吸』あたりから小出さんが片目を隠したりピラミッドに目が書かれたフリーメイソン的モチーフが多くなってて、正直僕も意味がよくわかってないんですけど。

今思うのは、「人混みかき分けて会う」ことの大変さって今こんだけスマホ浸透してたらもうないんだろうなあって。意外なところで、今だとなかなか書けなさそうな歌詞とも言えそう。

4 ドッペルゲンガー・グラデュエーション

 演奏、ボーカルがどんどんテンションが高まって行くんですけど、ラストサビの方になってくると小出さんのシャウトが、もう完全に向井秀徳さんで…語尾の言い切り方とか特に…

歌ってる中身は、「生まれ変わる」とか「卒業」とか、この時期の小出さんの抱えてた"あの頃"を振り払おうと必死になってたんだなあこの頃からって解釈してます。

 

ロックバンド、Baconとのスプリットシングル『B Beginning!!』

2April Mirage

僕はこの時期の曲を『完全版「バンドBについて」』で知ったので、スプリット盤にこの曲も入ってたなんて知りませんでした。内容については後述します。

4 TRAGIC HEROINE

1番Aメロとサビがあって、2番があって、そのあと「それは小悪魔的な/笑顔を見せつけたら〜」って大サビがある曲の構成が、今思えばなかなかアツいですね。

 

 

アルバム『HIGH COLOR TIMES』
1 極彩色イマジネイション

カッティングと不思議なコード感の一方、極彩色って文字通り「色鮮やかで華やか」な曲で、歌詞の世界観でもサウンド面でも、実は地味に「ベボベらしさ」が色濃いと思う。

2 April Mirage

時系列的にいえば「リンダ リンダ リンダ」の収録曲だった事を考えるとずっと前になるわけですが、逸話があってこの曲の作詞のために大量のCDを借りて歌詞の分析をしたそうです。

だからある意味ベボベの歴史において「この曲以前」「この曲以後」と分かれる、のかも。

3 空飛願望

「そらとびがんぼう」って読むんだって。

個人的に、最近までサポート入ってた弓木英梨乃さんにこれ弾いてもらいたいです。もうワウペダルとかガッシャガシャにやっていただいて 笑

4 向日葵の12月

ベボベって夏のイメージがとっても強いですよね。夏に対して「冬」という概念が曲の中に出て来るのってすごく少ないってのは、北海道で過ごしてきたサカナクションと比較するとはっきりしますね。

制作期間が冬だったこともあるんですけど、次の曲も含めて「冬っぽさ」が出てるベボベって結構レアだと思う。

5 白雪の彼女

「スキー場みたいな匂い」って概念どれだけ伝わるんでしょう、雪国在住な僕としては気になります。でもサカナクションそんな歌詞書いてた記憶ないな。

6 海になりたい

後にpart2を作ることはどれだけ見越してたんでしょうか。

「バンドを組んだ女子高生」という「SCHOOL GIRL DISTORTIONAL ADDICT」感はここにも。いやどっちかといえば「リンダ リンダ リンダ」を意識してかな?

7 aimai memories

「高校卒業した後に、高校生の時のメンタリティを歌ってる」ってところがこのころの構造で、「リアリティ」がありつつ「ノスタルジア」に浸りたいがための曲なんですよね。今思えばすごい矛盾を抱えてた事してたんだなと思う、そしてそれはいつか軌道修正しなきゃだわ。

8 サテライト・タウンにて

ベボベのことをちょっと深く知ってる人なら「封印された曲」であることはご存知かと思います。調べたら09年のツアーの一部公演でやった記録が出てますね。

高声が出ないってことと、あと詳しい話は今後もしますけどやっぱり「当時のリアリティ」の中で出来た曲だから、ってのはあると思う。

でも僕は、この曲をライブで見るまでは死ねないな。

9 君色の街

全体的に曲の構造とかリズムの取り方が複雑というかすごく演奏難しそうだけど、小出さんが弾いてるリズムギターの、コーラスがかった音色でカッティングしてるのがめっちゃ好きです。

10 翳ない2人

「夕方ジェネレーション」とはっきりは言ってないけど、地続きというか、これも夕方な曲ですよね。

この曲も最後に「躍動!!!!!!」ってところから大サビが入ってたり、実はAメロBメロみたいなのが各一回しかなかったり、こういうエッジの効いた曲構成いいですよね。

11 彼氏彼女の関係

こういう曲調のベボベ大好き 笑

コード進行は「BOYS MAY CRY」「不思議な夜」あたりと同じもので、ベボベの武器であると言えるし、同時にそうやって聴き比べると同じ心情で「学生の時のリアリティ」と「社会人の時のリアリティ」の違いがわかりやすく浮かぶのではないかと思います。

12 HIGH COLOR TIMES

 僕の中では「日比谷ノンフィクション」で歌ってるイメージがすごく強い曲です。輪に馴染めない自分、というものって大人になっても何年たってもずっとずっと引きずってしまうものなんだと思います。

 

アルバム『バンドBについて』

1 CRAZY FOR YOUの季節

今あるパブリックイメージとしての「ベボベらしさ」がこれで定まったんだと思うんですよ。男女ツインボーカルとか、歌詞における「檸檬」みたいなやつとか。これプラスエレサマやドラマチックみたいな夏感ですね。

それは、「ナンバーガール」になかったものでもあるというか。

2 ラビリンスへのタイミング

僕はこの曲の存在しばらく知らなかったんですけど(2回目)

 4つ打ちで早めのテンポ感で、16ビート×カッティングみたいなところとか、後のバンドシーンを数年先駆けて演奏していた、とも言えるんですけどこの曲の反応とかリアルタイムだとどうだったんですかね。

 

ミニアルバム『GIRL FRIEND』

1 GIRL FRIEND

今の邦ロックの価値観、今の感覚からすると、こういうテンポでこういうコード感の曲をメジャーデビューに持ってくるのは全然正気じゃない気がするんですよね 笑

「まんまナンバーガール」みたいな印象をどうしても持ってしまったちょっと前、そしてこの曲という流れを見ると、要素として大きいのは例えばXTC(ライブSE)とかレピッシュ(当時のプロデュースをしていたtatsuさん所属)ということなんですけど。
2 BLACK SEA

完成自体は「GIRL FRIEND」よりも先で、なんなら表題曲の候補であった曲、こっちの方がより「ギターロックっぽくなさ」「別物さ」が深く出ています。タイトルXTCだし。
3 CITY DANCE

近年のシティポップの流れとはあんまり関係ないはずなんですけど、当時のベボベの方法論としてこういう曲、こういう都市の描写の仕方をしていった結果である、とは言えるんですね。

これは後のアルバムでもそうなんですが、「都市の中に人物を落とし込んで物語を描写する」のと「都市にいる人をそのまま描写する」のを使い分けてる節があって、今回は前者なんですけど。
4 4D界隈

この曲大好きです。 今の感覚だとこっちが表題曲なんじゃないかという 笑

「気持ち良くて気持ち悪い」「気持ち悪くて気持ちいい」状態はしばらく続きます。

 シングル『ELECTRIC SUMMER』

1 ELECTRIC SUMMER

MVに出てる六芒星の建物が「シン・ゴジラ」のラストにも出てきて笑いました。

逸話としては、関根さんのパートと小出さんのパートが当初逆だった、という話がありましたね。

2 Good bye

聞き返したら冒頭めっちゃLRが極端に振られていて、途中戻るという不思議な曲です。

湯浅さんが脱退するまで「ギター×2、ベース、ドラムでの演奏にこだわる」というのがバンド内ルールだったわけですが、それのはみ出し方としてエフェクトや録音の方法を工夫する、といつ作戦があって、例えばこの曲のキックの音は全然反響しない電子音みたいな音になってますよと。

3 SAYONARA-NOSTALGIA(LAST SUMMER Version)

既発版に比べると、こっちもより「響かない」というか、打ち込みっぽい曲の質感になっています。

だからこらのバージョンを比べると、バンドの構成要素としての「ナンバーガール」の比率がどう変わっていったのかがはっきりわかるかな。

 

シングル『STAND BY ME』

1 STAND BY ME

この曲すごい好きだったんですけど、改めて聞き返すと、ドラム手数多いし複雑でめんどくさい曲だったんだって思いました。

あと最初誤植かなって思ったんですけど歌詞には「STAND BY ME・I・DO」って表記されてるんですよね。テーマ的にはまんま「冥土」で「C=死」というモチーフなんですよね。この歌。

2 天空 Lonely Hearts

本来『C』の1曲目になる予定だった曲。

Aメロ→サビの →間奏の繰り返しで他の要素が無い、でも一個一個の繰り返しでドラムのパターンが微妙に変わったり間奏のリフが変わってたり、これもすごい複雑な構成ではありますね。

 

アルバム『C』

1 CRAZY FOR YOUの季節(Album Version)

「バンドBについて」のバージョンより洗練されたアレンジになってると思うし、今はこっちを弾いてるわけですが、たまに2番Aメロ前のリフがどんどん長くなったりしてますね。

2 GIRL FRIEND

この流れで聴くと、『C』の世界観は基本客観的というか俯瞰で見てるものでして。

『思い出が囁いてるだけで/新世界なんてないから』『絡まる赤い糸を前に/息を飲む人がいる』なんて。

3 祭りのあと

今聞き返したらめっちゃくちゃ曲のテンポ遅すぎてびっくりしました。この曲のテンポが大体BPM137くらい、ライブだとたぶんBPM170くらいで演奏してるはずなので、だいぶ違う印象です。

4 ELECTRIC SUMMER

エレサマも間違いなくベボベの代表的の1つと言えるんですけど、なんとなくその役割も「BREEEEZE GIRL」とか「PERFECT BLUE」に変わってきてるのかな。最近聞かない気がする。

5 スイミングガール

「aimai memories」「君色の街」に近い複雑な構成の曲ではあるんですけど、こっちは近年のギターロックの雰囲気があるというか、節々のキメの感じが9mmっぽい気がします(?)

6 YOU'RE MY SUNSHINEのすべて

これも、例えばインディーズ期のこれまであった曲とかとまた違う不思議な響きの曲だなあって思って聞いてるんですが、「BRACK SEA」あたりでは入ってなかった関根さんのコーラスがこの曲だとすごく効果的に聞こえるんですよね。

7 GIRL OF ARMS

じつは弾き語りバージョンが存在するんですけど、僕は聞いたことがないです。順番的には弾き語りバージョンがあってこのアレンジ版があるみたいなんですけど、正直「WHITE ROOM」とかと比較しても弾き語りのイメージがしにくいです 笑

ちなみに「ギター」が歌詞によく出てきますが、「ベース」が出てくるのは長い歴史的この曲だけです。

8 DEATH と LOVE

よく出てくる概念としての「DEATH と LOVE」。

改めてまた後で出てくるんですけど、このころは「YUME IS VISION」とかもそうだけどベボベの歌の中で誰かと別れる手段として「死別」という方法が取られているパターンが多いのかな。まだ複数パターンあるんでお楽しみに(なにがだ)

9 STAND BY ME

そういえばベボベの曲で二人称が「君」じゃなく「あなた」な印象あんまりないですよね。「あなた」と呼ぶのが12曲、そのうちここまでの曲からは5曲もあります。ちなみに「君」は96曲でした。意味はない。

10 ラストダンス

アルバムの話として、SHEとかCityとか死とか、そういう概念で形作られたストーリーはここで完全に終わってるんですよね。

個人的にベボベを聴いてて思うこと、それは小出さんの言う「ボーイミーツガール」には続きがあるんだなってこと。「ボーイはガールと出会うことで変わる、でもガールはボーイのことアウトオブ眼中」みたいな。

11 SHE IS BACK

でも、上のストーリーを終わらせない、それもこんな曲調で、というのが面白いっちゃ面白いし、多分ベボベというバンドのバランス感覚なんです。表面上のストーリーを徹底させた後、そうじゃない部分もきちんと処理して作品としての「オチ」をつける、という。

 

 

〈小括〉

多分どこまでいってもBase Ball Bearというバンドは「言葉」「文脈」「コンセプト」のバンドなんだなって思う。

コンセプトをどう作品に落とし込むかという部分がバンドを動かして行く上での大事なポイントになってるんだと思います。

そして、どうしても「青春」性は切っても切り離せないものなんだけど、この時期はまだいうて20〜22くらいなわけだから、まだ延長線上で戦えたんですよねきっと。

 

一方で、特にインディーズ時期の作品は、もう本当に「あぁナンバーガールだ…」となってしまうケースがすごく多かったですね。特に小出さんの歌い方だったり、4人(とくにギター)それぞれの音色だったり…まあ、ナンバーガールを手がけていたスタッフが集っていたってのもあるんですけど。

でも、この4人で学校祭でやった初ライブはスーパーカーコピーバンドだし、その前から小出さんはトライセラとかグレイプバイン演奏していて、もっと遡れば小出さんがギター弾くきっかけはハードロックだったり中学時代バンドでOASISやってたりとか、いろんな要素が含まれてるんだけど、やっぱり要素止まりというか。

「あぁナンバーガールだぁ」とはなっても、「あぁスーパーカーだ」とはならない(個人の感想)とか、今聞いてまんまナンバーガールだとはならないあたりの話とか、どのようにベボベらしさってやつが育まれていったのか、ってのは追いかけていけたらなとは思います。

 

 

 [今回のまとめ]

 ・ボーイ ミーツ「くっそ捻くれたガール」という概念

・そしてベボベの「ボーイミーツガール」には続きがある。

・“あの娘”との別れ、にはいくつかパターンがある。

 

[今後の予定]

・いつから「ナンバーガール」み以外の部分が多くなっていくのか、どのように変容するか

・このころに歌っている「青春」と、今のベボベが歌う「青春」は明らかに質感が違う。どう変わったのか?

・バンドの構造がどう変わったのか=湯浅将平はなぜ脱退したのか?

 

 

 

「ダンスミュージック」×バンドの話

そもそもの話として、1/28のASOBINITEの感想を書き忘れてたんですよね。でも正直、「うわー!これが有名なagehaかー!」「あっアニソン流れるコーナーも普通のポップス流れるコーナーもあるイベントなんだ!」以外の感想あんまりなくてですね。でも「踊れる音楽の話」をしたくなったので、してみようと思います。

あと、毎月書いてたマンスリーベストも書き損ねたので、その代わりです。オチはないです。

  

とりあえず以下のリストを聴いてください。 

 


Major Lazer & DJ Snake - Lean On (feat. MØ) (Official Lyric Video)

 

Creepy NutsのDJ松永がラジオで言ってた「軽薄なDJが選びがちな曲」から知ったんですけど、これなんかすごいお気に入りです。

 

あとはこの辺とか

 


Tokyo Machine - FIGHT [Monstercat Release]


中田ヤスタカ(Yasutaka Nakata) - Give You More (Official)

 

 

EDM聴き始めた色々経緯はあるんですけど、僕の中でEDM、てかクラブに出入りするようなパリピって呼ばれる人種への偏見みたいなのってやっぱあるなって思って。

周囲もパリピ居ないし、ずっと特に疑問にも思わなかったんですけど、最近突然その違和感に触れ始めたというか。

 

 

 

Calvin Harris / カルヴィン・ハリス // EDM (@ SUMMER SONIC 2017 TOKYO 8/19 sat) short ver. - Togetter

これみた時に「EDMとしても古い」って批評も「Slideの後「遅い曲いらねーぞ!」と叫んだ野郎」の姿だったも想像できなくて、これは自称ダンスミュージック好きとして完全にまずいと思ったんです。

偏見で言うとLMFAO「Party Rock Anthem」なんか自分が高校生の時くらいに流行って、それこそ学校祭のダンスパフォーマンスでも使われてたくらいなんですが、それ選曲した自分のクラスの人間がスクールカースト最上位の奴らで、「その曲そのものではなく、その曲を好んでいる周囲が嫌い」=「だからその音楽は聞かないし評価しない」みたいなのってダメだな、思ったんですよ。逆に言えば、結構最近までそう言う風に思ってました、白状しますが。

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それが解決したのって、そのクラス最上位の人と最近になって少し和解できたのと、そのあと本当にクラブ行ってきた(2016年夏の泡パですね。TIFの時のことです。)とかで、少しずつ聴きあさる為の下準備はちょっとずつしてたんですね。

 

EDMのブームがもう一周してULTRA JAPANみたいなのも確立しちゃって、そうしてたら上に張った3曲みたいなノリの曲たちとかそういうデカい音楽の流れに1ミリも介在してない自分が発覚して。

 

例えばPerfumeもきゃりーちゃんも実はクラブの世界的なトレンドめっちゃ意識したり、逆にガン無視してるような曲を歌ってたわけだけど、当の僕は超表層的なことしか見えてなくて、あああもったいねえええ、と。そんな感じです。

 

クラブでヤスタカさんやトーフさんのかけてる曲ほとんど知らなかったですけどちゃんと皆盛り上がってるし、何よりもShazamかけたら再生回数数千万~数億とかざらなんですよね。

 

 

こういうの聴かずに何聴いてたかって、いっちばん最初にBase Ball BearPerfumeほぼ同時期に知って音楽聴くようになったわけだけど、そのあたり、要は中学~高校時代に好んでたバンドを考えた時に、「TRICERATOPSベボベ→現在沢山いる4つ打ちギターロック」ってのと「DOPING PANDA&the  telephones&サカナクション」って言う2路線あるって思ったんですね。

(その頃の音楽友人が結婚した話をnoteに書きました。

当時聞いていたこういうロックバンド×ダンスミュージックみたいな人が、今のシーンに居たら、って思ったんですよ。

the telephonesDOPING PANDAが今いたら、というのは今年に入ってドーパンが一瞬復活したり、電話ズがビバラに出演が決まったり(見たい)、でもサカナクションなんかとくにですけど、この3組どう考えたって近年よく聞くダンスミュージックとは似て非なるものじゃないですか。

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なんか違う感。

 

 

たぶんこの辺の方がよっぽどバンド×ダンスミュージックしてるなあと思っちゃうんですよね

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バンドじゃないけどRIRIさんましのみさんはもう完全にまんまだなあとか

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このへん、ビートの打ち方とかもうちょい正確に知りたいなあとか思いますけども

 

で、全然関係なく今聞いてるのは


Rick Astley - Together Forever


Rick Astley - Never Gonna Give You Up

 リックアストリー、去年のサマソニに来てたんですね、しらなかったです。実は曲自体知ってたんですけど、改めて聞くともうほとんどEspeciaだなあっておもって、そういうプレイリストも組んだんですけど。

たぶんこうだろう、っておもって80年代前後のディスコポップとかきいてて、あとNulbarichあたりからアシッドジャズに興味が出てきてて、たぶんこっちに気をとられててEDMっぽいところあんまり通ってなかったんだなって思います。

  

重低音大好きなんですけど、個人的には横ノリの方が好きかなとか、そう思うとサカナクションのバランス感覚すげえなとかあれ「Funk Wav Bounces Vol. 1」素晴らしいんじゃねとか、いろいろ思うんですけどね。

 

 

 

 

ライブレポ「湯会よいとこ、一度はおいで」

いやこら楽園ですよ。楽園。

 

だってうまい肉と寿司食べれて

 

 

温泉入れて

 

いっぱいいい音楽浴びて

(例)



 

それが1日で全部楽しめる場所なんてあるのかと。

 

 

あるんです

 

www.onsen-ongaku.com

 

 

というわけで1/27に湯会行ってきました。

 

 

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DOPING PANDA復活を目撃した話

ほんとは湯会とかASOBINITEの話とか色々あるけど、それどこじゃねえんだよ!!!!!!!

 

夢が叶ったぞ!!!!!!!!!!!いや夢にも思ってなかったぞ!!!!!!

 

 

 

 

解散が2012年初頭、当時高校2年生だったし、そんな東京での解散ライブなんて見に行けないわけです。

 

というわけで、全く見れる気配がなく解散してしまい、それを見送ることもできずにいたわけですが、フルカワユタカさんのソロの新作にタロティさんもハヤトさんも参加してたりドーパン初期の作品に再販かかったり、フラグは立ってたんですよね、今思えば。

 

 

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死ぬまでに好きぴとカラオケで歌う曲 トップ11

誰かに刺され、この思い。

 

はっちゅ(@colorfulwhite)と申します。

 

詳細は省くが結論から言うと、好きな人とカラオケでこれを歌え。それだけです。

 

 

なんでこんなモチベなのかは自分でもわかりません。

 

 

始めましての人、よくわかんなかったら「カラオケデートに最適なデュエット曲ランキング」と思ってください。この手のランキング系よく書くんですが、いつもはしないアーティスト被りが今回多いです!みなさまご容赦!

 

なんでトップ11なのかって?常に一歩先を行きたいからさ…(このネタが定着しません)

 

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[冬休みの読書感想文]『夏フェス革命』〜ロッキン以外のフェスを語る〜

レジーさんにお話を伺った前回( レジーさんに「フェス・SNS全盛期の音楽の聴き方」を聞いてみた - 自力で元気になるブログ )に引き続いて、今回は「夏フェス革命」に関するブックレビュー、はちょっと上手く書けなかったので、代わりに「冬休みの読書感想文」をお届けします。

というか、本を読んで思ったことは大部分レジーさんとのお話でだいぶ吐き出してしまったので、基本はこの本の中身を下敷きにロッキン以外のフェスの再考察をしていければなあと思っています。

 

鹿野淳さん、という存在とビバラ


まず書きたいこととしては、「実はレジーさんの言う今のフェスの形は、鹿野淳さんの影響がめちゃくちゃ大きいのではないか」ということです。

例えば、この本に書かれている「音楽フェスのハード面・ソフト面の設備そのもの」は、少なくともロッキンに関しては初期に整備されたものがほとんどと言えるんですよね。また、大きく変わったのが参加者の様態、特にSNSの出現以後って話は前回を見ていただければと思うのですが、これ言い変えれば「根っこの、フェスそのものは変わってない」ってことなんですよね。

例えばブッキングにしても、本から引用すればMr.Childrenとゆずのブッキングの頃から「アクロバティックな論理」でのロック認定がなされていたりとか。これが2001年の話。
「他のフェスに行くたびに『地元のものが食えるのっていいよなあ』と思っていたら」と2003年の段階で鹿野さんが書いていたりとか、もそう。

こういうのが、どこまでが鹿野さんの考えで、どこまでが渋谷陽一さんの考えで、どっからは他の人なのかとかはもう知る由も無いです。

ただ僕の中で鹿野さんってめっちゃ食い意地が張ってる人だし(褒めてる)フェスのホスピタリティに関する部分の造詣も深いし、ってのを知ってるのでそう思ったってのがあります。
何より、鹿野さんたちが中心となって行なっている「VIVA RA ROCK」が"ああいう"フェスに仕上がっているってのが何よりの証拠だと思うんですよね。

 

ああいう、ってのはあんまり伝わらないな。いったことない方々に向けて話せば、ビバラは日本のフェスの中でもトップクラスに「雰囲気がリア充」なフェスなんですよね。もうびっくりするくらいわっちゃわちゃしてる気がする。これはロッキン以上にすごいかもしれない。

 でも、例えば出演者は「わかりやすくロック」な人たちに絞ってブッキングしていてバンド中心だし、その中にいてもいいメンツでも例えばback numberとかmiwaって全然出る気配ないんですよねとか。

その代わりに、ロッキン系にには滅多に出ないSiMやSHISHAMOがほぼレギュラーで出ていたりしている。

 

ロックというものの純度が高いフェスであっても「君と夏フェス」みたいな雰囲気になり得るのは不思議ですよね。てかあのMVの舞台ビバラだしね。

ビバラとCDJはほぼ毎年行ってて、ロッキンは去年ひっさびさに行った体感で言えば、「夏フェス」っていうもののブランディングは完全に成功していて、その代表格かつ1番行きやすいところとしてロッキンが位置付けられている。ビバラはまだそこまで行ってないかなー、という感じです。

ビバラって「フェスって楽しそうだよね!バンドよく知らないけどみんなで行こー☆」(僕が最大限再現できる"そういう人たち"の文面)みたいな人って割合としてそんなにいない気がするんですよね。

以上のことから導き出される結論としては、「ロックファンの大部分が限りなくリア充化している」なんですけども。

 

 

 

 

あとめっちゃ脱線しますけど、おそらくだけどビバラとULTRA JAPANって客層殆どかぶってなさそうというか、どっちも行く人相当マイノリティだと思うんですよね。ロッキンやサマソニとウルトラならわかんないですけど。あと僕が行ったことあるやつだと、泡パとも絶対被ってないと思う。

ああいう場所の音楽ってフロア沸いてる曲ですら僕なんかは全く知らないんですけど検索かけてみたらYouTubeで再生回数億行ってたりとか普通にあるんですよねえ、パリピっていう人たちもそのイベントで流れる音楽わかって選んでる感もあるのかなあ(でもこないだ行って1番沸いてた曲は「come again」とかだった)

 

ビバラとTIFとか、あとビバラと@JAM EXPOは、うーん僕自身がそうだからってバイアスかかってますけど、まあまあいる気はします。実は、参加者が「アイドルオタク」というより、「そのグループの固定客」って言い換えるとだいたい1アクトごとにどのくらいの規模感かってわかりやすいと思うんですけども。

 

さらに脱線すると実はビバラって全然チケット売り切れてないんですよね。去年だと半分京都大作戦みたいなメンツだった3日目だけ売り切れてた。

これ完全にロッキンとCDJが(ほぼ勝手に)毎回売り切れてるから麻痺してるんですけど普通フェスって売り切れないし、売り切れる=もっとチケット売っても売れるだから損な気がするんですけど、これもその裏では人多すぎてホスピタリティが犠牲になるという問題があって、難しいすね。

屋内は拡大するにも「その建物の規模」の限界があるので、CDJは今以上の規模を求めたら千葉マリンを使う以外になくてそれは現実的じゃないし、どうなるやらって感じです。

 

 
人々はCDJ1718で何を着るのか

こないだの感想文は各アクトの感想だけ書いた(書けなかった)ので、ここでちょっと書いてこうと思うのですが、去年末のCDJは「夏フェス革命」を読んだ後の、「フェスってこう言うものだ」「今フェスという空間ではこう言う事が行われている」ということを知覚してから行った初めてのフェスだったんですね。レジーさんとのやりとりも真っ最中でしたし。

 

で、まずやったのは服装調べでした

 

多分、28日参加者の3〜4割は何かしらのWANIMAグッズ身につけてたんじゃないかなあ。大抵は僕も含めCDJやロッキンのオフィシャルTでしたけど。僕はそれプラス日常使いしてるレザーの上着が案外快適だったので上着脱がずに参加してました。

 

 

 

翌29日、僕は色々あってCAPSULE見て帰ったんですが、トリ10-FEETだったこともあり京都大作戦のTシャツがめっちゃいました。特にホルモンが出る日のフェスは大作戦TかホルモンTで溢れかえる、というのも数回フェス通ってる方なら体感でわかっていただけると思うんですが。SiM着てる人もいたぞ。出たことすらねえっての。

 

ちなみになんですけど、ホルモンよりWANIMAの方が人口密度すごかったです。どのくらい後ろまでいたかって度合いは同じだったから、下手したらWANIMAの方が動員多かったまでありますね。

 

出演者の偏りもあるんですけど、目視で大体オフィシャル5割、WANIMA or ホルモン or 大作戦3割、その他アーティスト1割、何物でもない服1割、そんなもんでした。大作戦周りの統率の取れ方はなんなんですかね、ビバラもソールドアウトさせるし…

 

そういえば、ロックバンドとか歌手のグッズとしてTシャツやりだしたのって誰くらいなんですかね。浜田省吾はTシャツ売ってたらしいよ(叔父談)

 

あと、これはNFパンチの収録で山口一郎さんが言ってたこと。「ファッション系の人たちに聞くと、ロックフェス(の参加者)のファッションすごくダサいらしいよ。みんな一緒だから。」あぁ…

 

なぜぼっちのフェスがしんどいか

 

そもそも論で行けば、音楽好きな人間がフェス行って劣等感抱えてたとしたら、お前は何のためにフェスに行って何のために音楽聴きに行っているんだと問い詰めたいくらいなんですけど。音楽好きと呼ばれる人の中で、フェスに行って、周りのリア充をみて劣等感に苛まれる人ってそんないない気がしてたんですね。


もっと掘り下げると、例えば「ライブかっこよかったー!!!!」って言う感情って許容範囲がありまして、一定以上を超えると抱えきれなくなって、その時って発散の方法は叫ぶか誰かに伝えるしかないような気がしています。
ライブ終わったあとハイタッチする人ってそう言うことなんじゃないですかね?これはライブ中だけど、ダイブとかサークルモッシュってそういうことなんだろうなーって思ってますし、だから「ダイブすること」が目的化すると変なことになるって、そう言うことなんじゃないかなって。
体を全く動かさず、ピタッと気をつけしたまんまライブ観るのってめっちゃしんどいと思うんですよね。少なくとも僕には無理だ。

 

あと時々やるんですけど、フェスの動く予定立てたらトップバッターから最後まで全然隙間の時間がない、みたいな状態ありません?それ、体力的にもそうだけど、いろんな感動で心そわそわしません?その状態続くとめっちゃくちゃしんどくないですか?アウトプットしたくなりません?僕だけ?

ぼっちのフェスがメンタルやられるのって「感動を抱えきれない」って事なんだろうなーっておもいました。
で、ここでスッと吐き出しちゃうからこそ「強烈に印象が残らずらい」んだろうなとおもいます。

 

なんの話だこれは。「すっごい感動してすっごいテンション上がってるのに、話し相手がいない」のはしんどいよと。より分かりづらいぞ。

 

 

まとめろ

 

とにかくパーティを、あぁこれは「今夜はブギーバック smooth rap」の2番のパクリです。

 

 

少なくとも僕はもうフェスを中心に音楽聴く流れできてしまってるし、ライブだってワンマン行く回数<フェス行く回数 になってしまってますし。

いやこれは仕方ないんだよ、sumikaとかAwesome City ClubとかフレンズとかBRADIOが青森までツアー回ってくれないのが悪い。だってライブ見たいじゃん、でもワンマンのたびに東京往復できないじゃん、じゃあフェスとかじゃないと、コスパ悪いどころじゃなくて見れないんですよね…

 

 

 

 

あと最後に、愚痴を一つ。

 

なんというかですね、ロックとかアイドルとか分け隔てなく、最近は特に演者サイドからのが非常に多いんですけども、「音楽はYouTubeや聴き放題じゃなく買え」「フェスじゃなくてワンマンに来い」「ライブ中はこうやれ」みたいな指令があまりに多すぎませんか

実名は出さないけど、肩くめは割としんどいっすよ…

いや、でも乗っかったら楽しかったりするんですかね、ああいうのって。