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自力で元気になるブログ

ハマでは新機軸のジュリアン

アイドルが処女だといつから錯覚していた?(キチョハナカンシャの一件に関する覚書)

基本的には、前回「舞いジェネ!レビュー」と共通する話です。長いですけど、「凄さ その1」のところだけでも読んでいただけると・・・

 

colorfulwhite2.hatenablog.com

 

 
あとは、ちょっと前に読んだこのブログの記事を読んで思ったことを書きたいなと。
 

 

今一生さんという実績あるライターの方に、なんの関係性もない僕がとやかく言うのは恐縮なんですけども、察するにアイドルシーンとか音楽業界についてある程度詳しい方なのかなと思う一方、前回のような文を書いたアイドル好きとして、ちょっと発信したいなって思いました。
 
 
 
簡単に言いますね。「まさか本気でアイドルが処女だって思ってるの?」ってことです。

 

 

 

 

「キチョハナカンシャ」の騒動について。
 そのメンバーの一人あみさん(22歳)が、はだけた胸を若い男性に吸われているツーショット写真がネット上に流出し、所属事務所が謝罪コメントを発表した。
 同じ写真に収まっていた男性について、あみさんは2月13日に「今回伺う企業の人にフォローしていただいたからご挨拶しなきゃって挨拶したらこうなった」とtwitterでつぶやいていた。

 就職活動の過程で出会った男性と「深い仲」になったことを明らかにしたわけだ。
 だが、これを一部のメディアが騒ぎ立てている。
 いったい何が「問題」なのだろうか?
 
 
で、まあ噛みつきたいことその1。この件で今さんが「就職活動の過程で出会った男性」といってますけども、それ本気にして良いことなの?
 
 
アイドルの「アイコン」
まず、「就活アイドル」というギミックについて。
HPの内容は、まあ信用できるかなと。ただ、この「就活を本気でやる」っていう言い方をどう受け取るのが適切かってことじゃないですか。
 
例えばエビ中って、高校生でも「中学5年生」とか名乗ってみたり、ライブを「学芸会」って称してみたりするじゃないですか。でみんなそれをわかって乗ってる、一種の共犯関係みたいになるわけですよ。
 
ラストクエスチョンっていう今僕が夢中になってる地下アイドルは、そもそもが「リアル脱出ゲーム」をやってるSCRAPがプロデュースしてる、だからライブ途中に謎解きが出題されて、メンバーと挑み解答出来次第ライブ再開する、みたいな展開とか。
 
つりビットにおける「釣り」もそうだし。各種ご当地アイドルもそうだし。つまり、「〇〇アイドル」みたいなのって、その〇〇が好きなクラスタを本気で取り込もうとする場合も0じゃないけど(例:ベビメタ)、もう一個側面としてはそのアイドルとオタとを共通言語を介して楽しめるそのアイドル固有のアイコン、という側面があると思うんです。
 
だからA応Pは、最初アニソンやゲーム音楽への認識・興味が薄いことがバレてbemani界隈で叩かれたりしたわけですよ。そっから努力して、「おそ松さん」につながるわけですし。
 
 
そういう「アイドルの設定やギミック」話から本件を考えると、ぶっちゃけあみさんが言ってた「今回伺う企業の人にフォローしていただいたからご挨拶しなきゃって挨拶したらこうなった」っていうことも、額面通りに受け取ったら危険なんじゃないかと思うわけです。つまりキチョハナ上のギミックを隠れ蓑にすることはいくらでも可能だということです。特に、本当にこれから就活を控えるような大学生なら並のアイドルより知恵は働くと思うし。(現に、この写真自体過去のものという説もあるそうです)
 
一方、その「流出した写真」に写った男性が、本当に就活関連でお会いした方だったとしたら、文字通り体で内定を勝ち取るor就活をダシに女子大生を食い物にしてる、というアイドル側にも企業側にも大ダメージ不可避なわけで。
 
なので、真相はどうあれ、この件は単に「アイドルの処女性」云々の話に収めるのはあまりに安直すぎるということです。運営の「報道で出てる企業とは無関係」という声明もある種当然なわけです。
 
 
アイドルは、目指すべきじゃない 
さらに僕が思うのは、今回活動自体したあみさんの設定について

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志望業界
Webデザイナー
座右の銘
言葉が変われば全てが変わる
自己PR
幼い頃からPCをいじることが大好きで、自らWebデザインやコーディングをしたHPを作っていました。
また、ドラムなど楽器を演奏すること、絵を描くことも好きなのでその感性と幼い頃からの経験を活かして、より多くのユーザーに刺さるインターネット広告を作っていきたいです。

http://kichohanakansha.com/#ami

 (一応スクショも)
これね、僕がぼんやり過ごしてきた結果資格も能力もなんもない無能に成り下がってしまった大学生UCだからそう思えるかもなんですけど、本当にこれだけの能力あったら余裕で内定勝ち取れませんか?って思うわけです。
 
 
つまり、アイドルなんかならなくたって志望職種につくことはおそらく可能だったはず、なのにこの方はアイドルになり、そしてこういう形で堕ちてしまったわけなんです。
 
・・・ああいう写真と撮らせること自体、アイドルとして、年の近い1人の大学生として明らかに自覚が足りなすぎだし、そしていろんな人のいろんな情報が出回り自由に入手できる昨今、その写真が流出してしまった。世間的なダメージは永久に残るでしょうが、これは「アイドルに限らない」一方で「アイドルだからこそダメージは大きい」と言えるんですよ。
 
 
 
本質は、アイドルになることのリスクをどれだけこの人は認識していたんだろうと思いますね。 
 「アイドルの処女性」が求められる理由、まず一個はこれだと思います。そういう裏の性的な要素が出てしまうことのリスクがでかすぎる。
 
リベンジポルノの問題は詳しくないですけど、一般の女性とアイドルと大きく違うのは、まず名前だけでなくパーソナリティの大部分が全世界に発信されてしまう点。そして経歴ごと永久に残る点。そうなると、芸能界以外の場所でも再起はほぼ難しいんじゃないかと。
そんな状態で普通の事務所は手を差し出さないと思いますし、じゃあどこが声かけるってなったらもう裏しかないわけです。
 ドラッグを使ってしまう理由

吉田豪)寂しかった。で、清水健太郎さんも僕が取材した時に、清水健太郎さんの結構一緒に仕事しているライターの人と取材したんですけど。その人が言ってたんですよ。ちょうど僕が取材した時が、彼女と別れる瞬間ぐらいだったんで。すごい心配してたんですよ。『清水さん、本当こういう時にやっちゃうんで。なにかあったら、いつでも連絡してください。ぜんぜん、寂しかったら僕が相手しますから』ってその人が言っていて。基本、そうやって誰かが・・・なんだろうな?居場所と仲間なんですよ。結局、テーマって。

堀潤)うんうん。

吉田豪)それがないと、寂しくて。で、清原さんなんか特に僕、ちょうど去年取材してるんですけど。ちょうどだから、報道されて、取り巻きというかそういう人たちがどんどん一斉に離れていっちゃって。誰が残るか?って言ったら、まあそういうグレーな人たちですよっていう。

堀潤)うーん。いちばんそこにつけ込んできやすい人たちだけ残っていく。

吉田豪 清原和博と芸能界ドラッグ事情を語る

いうてAVとドラッグは全然違いますけどね。ただ、そういう状態から再起した人、菅本裕子さんなど本当に限られると思います。相当図太くないとたぶん持たない。実際問題あみさんはかなり参っていたと推測されるわけです。
 
 
 

アイドルが恋愛禁止なわけ

 
あと処女性が求められる理由を考えたいんですけど。なるべく客観的に。
 
ファン目線アイドル目線であれば、井上公造さんやさんまさんがすごいいいこと言ってました。
まとめサイトで申し訳ないですが 
 
「ガチ恋」という言葉があります。アイドルの「疑似恋愛」の側面にのめり込みすぎた人の事をさして言われますが、基本的には「バカな男から金を巻き上げる」的に批判されることが多いです。
そこまでいかなくても、例えば総選挙に何万枚も投票したり、握手イベのチケットを何百枚も手にする人を見て、外野は嘲笑するわけですけど、こうやってお金を落としてアイドル業界に参加してくれるから運営が成り立つわけじゃないですか。
 
 
前回のブログでかいた「自分を投影できる余白が必要」ってはなし、先週のアイキャラでねむきゅんとかニトロプラスの小坂崇氣社長が同じこと言っててびっくりしたんですけど。アイドルに異性の影がちらつくと、もうそれだけで冷めちゃうのは、こういうことじゃないかと。
 だから、夢アドの「舞いジェネ!」は、おかしなことやってる、というはなしで。
 
 
アイドルの期限と「28歳問題」

もっと言うと、こと女性アイドルのほとんどは20代後半から30代に路線変更を余儀なくされます。バカリズム升野さんは「負い目を感じ始める」と評してましたけど。

升野「まあ、大体のアイドルの一番メインは10代から20代前半が多いじゃないですか。そこから段々キャリア積んで、それを超えてく人もいるけど。20代後半ぐらいから、ちょっと、本人的に負い目を感じ始める時期なんですよ」
小出「ああ、なるほど」
升野「だから、すごいそこに、こう、ドラマがある気がして。」
小出「はいはい、ちょっと切ないですよね。」
升野「そこから謙虚さも生まれると思うんですよ、逆にね。「私なんて」感というか。」
 
 
もっとも、ベッドインとか特殊な人はいるし、今一生さんが指摘されるようにグラビア業界には30代でも前線にいる方はいらっしゃいます。橋本マナミさん杉原杏璃さんとか筆頭でしょうけど、寿命が延びる分出産適齢期を無理やり逃させることの是非をといいたいんだと思うんですね。
 
でも、僕が今さんに指摘したいもう一個はここで、歌って踊るアイドルと、雑誌等で出るグラビアアイドルを混合したらまずいのでは?という事です。
 
これがいいことか悪いことはさておき、SMAPTOKIOのように、何十年続けて一線で活躍し続けた女性アイドル歌手は、現在存在しません。もっと遡ると松田聖子さんなどがいますけど。なぜか。
 
簡単です。結婚して出産すると、体調面でも家庭の状況によっても、その前後数年は確実に姿を消さざるをえないからです。つまり、女性アイドルは必然的にタイムリミットがあります。
 
その一方で、アイドルには「育成要素」つまり、ファンもアイドルも一緒になってステップアップする、そういう側面がある。*1
そして、男性アイドルはジャニーズとEXILE界隈が二大巨頭ですが、女性アイドルは同業のライバルが数多く存在します。TIFや@JAM EXPOのようなイベントが男性だけで行われないことから明らかです。
 
これらのことから「アイドルの処女性」の本質を考えると、グループ内外のライバルとの「パイの奪い合い」を制することが、アイドルの夢を叶えることであり、それを実現するためにも、その子たちのファンのためにも、安心して応援できる状況が必須である。
 
じゃあ、男を作って夜な夜な遊びながらアイドル仕事する女の子と、毎日のレッスンや仕事に全力を注ぐ姿勢の女の子、どっちが安心できるか、ということになると。
 
もちろんこれは、例えば悪い運営や大人たちが女の子とゲスなことしない、という前提があるわけですけど。
 
 
 
まとめ 
 
で、ここからは僕の考えなんですけど、まとめなので、はっきり言いますね。
 
キチョハナカンシャの関係者さんには存在意義を全否定することになって申し訳ないんですけど、まともに就活考えてるやつはアイドルなんてなろうと思わないんですよ。
 
 
アイドルって可愛いじゃないですか。で、その可愛さがあったら、たぶん周りの男は黙ってないんですよ。僕だってそうだもん。仲良くなりたいですよ。
 
だから、最初に乗せた今一生さんがいうように、これを「若気の至り」というのは、感情として理解できる。
 
 
ただね、そんな可愛い外見した女の子が、もしアイドルになったとして、相手しなきゃいけないのは自分よりひとまわりもふた回りも年上のキモオタな訳ですよ。根も葉もない噂立てられて知らないキモオタに毎日罵詈雑言くらい続けるんですよ?どんな罰ゲームだよって話しじゃないですか。
 
それに、それで女性アイドルがやってけるかは、そもそも産業として厳しんですよ。
 
AKBや乃木坂になれたとして、ステージで一曲歌って踊るにもポジションの奪い合いなわけですよ。
 
恋愛禁止じゃないグループでEspeciaの名前出てましたけど、5人中3人も辞めちゃうんですよ?うまくいってるわけないし、少なくとも恋愛解禁すれば良いという根拠には絶対になりません。
 
 
その中でアイドル目指したい人なんて、よっぽど世間知らずか、ちやほやされたい自意識過剰野郎か、承認欲求でかすぎるメンヘラか、本当にアイドルのことを愛してる人なんですよ。
 
自分の財布の中身も、自分の体力も有限で、無数にライバルはいる。なんならアイドル推さなくても楽しいことはたくさんあります。その中で、誰を応援したいですか?
 
 
 
 
 
 
その上で。
 
僕は、あの本気で死にたかった時期に、AKBとかアイドリングとかPerfume初めて見て、この人たち一生懸命頑張って、こんなに楽しそうで面白いなって思えたんですよ。
 
その中で、Perfumeもそうだし、横山ルリカさんとかまだ活躍する一方で、アイドリングの加藤沙耶香さんも滝口ミラさんも結婚して子供いたり、でも未だにテレビ出たり舞台やったりするわけですよね。
 
一方で、AVに出て、その後どうなったかわかんない人もいたりして。
 
その人を否定はしないし、その人によって「幸せ」って変わるからわかんないですけど、少なくとも僕は、僕から見て「すごいことやってる!」「楽しい!」って思える人を応援したいですよ
 
だから、アイドル業界に勤めてる皆さん。少しでもいいんで、ステージのクオリティを上げる、パフォを磨く努力を怠らないでください。すくなくとも、中途半端な野郎に、中途半端にちやほやされるだけで満足して、壁にぶちあたらない、努力しないアイドルって本当に価値ないと思うので。
 
 
 

*1:

 アイキャラ#1ででんぱ組,incを例にこの話が出てましたのでご確認ください。面白いぞ!